今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは151.30円
↓下値メドは149.50円
日銀:日銀の「硬直化した物価目標」が、持続可能な経済成長を損なう可能性
米利上げ:FRBは来年再利上げが必要だとわかっているので「利下げしたくない」
データ主義:経済データが信頼できないのに、 FRBはなぜデータを重視するのか 09-07-2024
パウエルFRB議長:政治家が関心を寄せる問題に重点を置き、独立した中央銀行の総裁が心配すべきことにはあまり目を向けない傾向
トランプⅡ:減税 支出拡大 高関税など政策の「全てがインフレ要因」
前日の市況
10月21日(月曜)のドル/円相場は、前日比1.32円の「円安」だった。
2024年211営業日目は149.51円からスタート。週明けの東京市場ではドルの売り戻しがやや優勢で、東京時間昼過ぎに前日の安値(149.36円)を下抜けして149.09円まで下落した。
しかし欧州市場では再びドル買いが強くなった。トランプ候補が米大統領選で優勢が伝えられる一方日本では衆院選挙で石破自民党の苦戦が予想されるなかで、FRB利下げ期待後退によるドル高と政治不安定化の懸念による円安が同時進行した。
ドル/円は前日の高値(150.28円)を超えると、明け方には8月1日以来の高値となる150.89円まで上昇した。終値は150.85円。24時間のレンジ幅は1.80円。
今週後半の「サポート & レジスタンス」
7月1日から10月21日までのドル/円のレンジは、139.58円から161.95円。
レンジ幅は22.37円。
高値と安値の50%(中間点)は、150.77円。現在のレートは、中間点よりも「円安」。
高値と中間点の50%は156.36円。現在のレートはこの水準よりも「円高」。
安値と中間点の50%は145.17円。現在のレートはこの水準よりも「円安」。
ドル円中期:(高値+安値)x 1/2 =150.77円
レジスタンス:
155.22円
153.90円
150.89円 08/01 H
150.89円 10/21 H
サポート:
149.09円 10/21 L
148.86円 10/16 L
148.85円 10/15 L
148.41円 10/11 L
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
知識に投資することは、常に最大の利益をもたらす - ベンジャミン・フランクリン
When Will I See You Again
ECB(欧州中央銀行)は、10月17日の理事会で追加利下げを決定して、主要政策金利は3.65%から3.40%に、デポ金利は3.50%から3.25%にそれぞれ引き下げた。ECBは声明文で欧州のインフレ率の低下が順調に進んでいると、 「2025年には目標の2%を達成する」ことへの自信を示した。9月会合時までは「2026年まで」としていた。
インフレ率がこれまでの想定よりも早く2%目標に落ち着くとの見通しから、12月にも追加利下げを行う可能性が高くなっている。さらに2025年は、四半期毎に0.25%ずつ金利を引き下げるとマーケットは予想している。
ところが、ラガルドECB総裁はサービス業の賃金上昇圧力を懸念事項としていて、これがやわらぐことを確認するまでは利下げは経済データに基づき「会合毎に」判断するとして、明確なガイダンスを出すことを拒否している。
欧州では景気後退のリスクが高まっているが、ECBは経済成長よりも、インフレ抑制を重視した政策に強いこだわりをもっている。現在の小出しの金利引き下げ戦略が、結果として将来の激しい利下げを引き起こすリスクは高まっている。
FRB(米連邦準備制度理事会)が、インフレ率が目標値まで下がっていないにもかかわらず、9月に0.5%の「大幅」利下げを決断した背景には、景気後退を未然に回避して将来の大幅利下げを回避するためだったといわれている。
ECBの利下げ幅はFRBより小幅だった。教科書的にはユーロがドルに対して上昇するはずなのだが、結果はその逆でユーロが下落した。経済成長に寄り添うFRBと、経済成長とますます無縁になっていくECBの政策の違いが一段のユーロ安を誘発するとマーケットは予想している。
今週の注目経済指標
今日の重要ブレークアウトレベル
タイムゾーン 分析
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