米ドル/円、米金融緩和策の長期継続観測を受け上値重い

昨日（7月25日）の動向

昨日米ドル/円は東京市場を通じて下落基調を継続。東京市場21：30に発表された米・耐久財受注が市場の事前予想を大きく上回ったことから一時100円台手前近辺まで反発したものの、同時刻に発表された米新規失業保険申請件数が市場の事前予想に反し、やや悪化したことなどが嫌気され、その後反落。また、米経済誌が来週のFOMCでQE維持が示されるなどのハト派な観測が伝わると、米ドル売りが加速。米ドル/円は99円台を割り込み、一時98.89円まで大きく下落しました。

7月25日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	100.282	100.452	98.897	99.294
ユーロ/円	132.355	132.491	131.458	131.824
豪ドル/円	91.889	91.963	91.342	91.806

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2013年7月26日）の展望

【米ドル/円】

昨日99円台割れの場面ではショートカバーなどから99円台前半レベル値を戻す展開となりました。引き続き99円台割れ水準では買い意欲もみられるものの、米金融緩和策の長期継続観測などを受け米ドルの上値は依然重い状況にあるようです。再び米ドル売りの流れが強まると、7月11日の安値98円前半レベルを目指す展開も予想されます。本日は東京時間22：55分にミシガン大学消費者信頼感指数の発表が控えてます。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	100.00	100.80	98.90	98.20

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

米ドル売り主導の相場展開が続いているため、ユーロ/円は対米ドルでのユーロ買いと米ドル/円での円買い双方に挟まれ方向感を欠く動きとなっています。引き続き米ドル/円やユーロ/米ドル、クロス円の動きを注視しての取引となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	132.80	133.60	131.00	129.80

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は91円半ばレベルでは底堅い動きとなっています。同レベルをサポートに日足・200日移動平均線や一目均衡表の雲の下限などが位置する93円台前半レベルを上抜くことができるかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	92.80	93.15	91.40	91.00

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年7月26日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2013年7月26日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★	15:00	独：輸入物価指数	0.3%	0.4%
★★	22:55	米：ミシガン大学消費者信頼感指数	84.0	83.0

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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