今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは144.35円
↓下値メドは142.10円
デジタル農奴:2023年の日本のデジタル関連の国際収支の赤字は5.5兆円。10年前の赤字からおよそ2.6倍になり、原油輸入11.3兆円の約半分。GAFAMに年貢を納めつづける
南ア利下げ:南ア準備銀行は、FRB利下げサイクル開始前に利下げはしない
円安:トレンド反転には2年金利差が現在の4.4%から3.5%まで縮小必要
中国不動産不況:中国政府が不動産デベロッパーの住宅工事中断物件の買い取りを検討
ECB利下げ:レーン理事「年内あと2回利下げが妥当」
前日の市況
9月30(月曜)のドル/円相場は、前日比1.39円の「円安」 だった。
2024年196営業日目は142.24円からスタートした。
先週金曜日に大きく下げた反動で、週明けはドル/円の買い戻しが優勢。東京市場で143円手前までドルが買われたが、日経平均株価が一時2,000円超急落するとリスクオフの円買いが優勢になり、夕方には先週金曜日の安値(142.06円)を下抜けして141.64 円まで円高に動いた。
次回FOMC(米連邦公開市場委員会)会合で、利下げが0.25%か0.50%になるかで予想が分かれている。そのような中、この日講演を行ったパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が「年内の利下げは2回、合計で0.50%になる」と述べ「大幅利下げはない」ことを示唆したため、ドルの買い戻しが優勢になった。明け方には143.92円まで円安に動きこの日の高値をつけた。終値は143.66円。24時間のレンジ幅は2.28円。
FOMCは9月17-18両日に開催した定例会合で、主要政策金利を0.5ポイント引き下げることを決定した。今回の利下げ決定についてパウエルFRB議長は、FRBがインフレ下落に追いつこうと急いでいるだけで、経済がおかしくなっているからでないと述べ、0.50%が新たな利下げペースになるとは考えていないと述べた。このことが景気後退不安をやわらげドル下落に歯止めをかけることになった。同時に公表されたFOMCメンバーによる政策金利の予想分布図であるドットチャートは、今後の利下げペースが市場予想よりも遅くなる可能性があることを示唆している。
円安のメドは、
148.05円
147.34円
147.20円
146.50円
143.82円
円高のメドは、
141.64円
140.44円
140.32円
139.58円
138.06円
ドル円短期:(高値+安値)x 1/2 =143.39円
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
投資で成功するには、人と反対のことをするのではなく、ちょっとだけ人よりも先に動くことである
Wake Me Up When September Ends
FOMC(米連邦公開市場委員会)メンバーの多くが利下げに後ろ向きの考えを示していたのは、わずか3月前のことである。6月のFOMC会合後に公表した経済見通し(SEP、Summary of Economic Projections)では、メンバーの過半数が今年の利下げ見通しを1回(以下)と予想していた。
パウエルFRB議長がその時心配していたのは、利下げが金融市場を急速に緩和状態に変え経済がオーバーヒートを引き起こすことで、インフレ率を2%まで低下させるチャンスを台無しにしてしまうことだった。そうしてFRBが利下げをためらっているうちに、米国の今年の失業率はわずか半年の間に3.7%から4.1%まで上昇した。リセッション時(景気後退期)以外でめったに起きないといわれるほどの急上昇である。
マーケットが、ファンダメンタルズを無視した緩和状況に逆戻りするというのは杞憂だ。より急激でより大幅な利下げが必要になるリスクが高まるなかで、FRBは、利下げもっと早くに開始するべきだったという見方は少なくない。
2021年から2022年にかけて米国でインフレが上昇し始めたとき、FRBは「インフレは一過性にすぎない」と、痛恨の判断ミスを犯した。「早すぎる利上げは健全なインフレの芽を摘む」などという理屈でインフレが上昇するなかでも利上げすることに抵抗した。その結果、米国のインフレ率はギズモからアッという間に凶暴なグレムリンに変貌して、一時9%台まで暴走したのだ。
9月のFOMC会合でFRBが異例の0.50%の大幅利下げを決断した理由は、3年前と同じ轍は踏まないという強い意志の表れだろう。
今週の注目経済指標
今日の重要ブレークアウトレベル
タイムゾーン 分析
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