昨日(6月26日)の動向

東京時間前半は中国人民銀行の資金供給実施の意向が報じられたこともあり、日経平均株価が上昇すると米ドル/円もつられて円安/米ドル高に反応し、一時98円前半レベルまで上昇する展開となりました。しかしその後中国株が売られると、日経平均株価にも売りが入り、米ドル/円もつれ安となりました。ロンドン時間に入ると、ドラギECB総裁の発言などを受けからユーロが対米ドルで下落。ユーロに対する米ドル買いの動きに米ドルは対円に対してもやや値を戻す動きとなりました。NY時間ではこの日注目されてたQ1GDPが発表されました。同指標が市場の事前予想を下回ったことや2013年1-3月期の確定値が0.6ポイント下方修正されたことが嫌気され、米ドルが主要通貨に対して下落。ただし、対ユーロでの米ドル買いが根強く、ユーロ/米ドルが1.30割れの水準まで下落したことから、米ドルが押し上げられ、米ドル/円は昨日とほぼ同レベル97円台後半レベルでこの日の取引を終了しました。

6月26日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 97.847 98.235 97.241 97.774
ユーロ/円 127.998 128.449 126.567 127.214
豪ドル/円 90.603 97.132 90.209 90.712

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年6月27日)の展望

【米ドル/円】

引き続き、各主要国株式動向を睨んでの取引となりそうです。時間足では97-98円のレンジ相場を形成しているもよう。上下節目の値段をどちらに抜けるかかが目先でのポイントとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 98.20 99.00 97.00 96.60

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日と同様に、ユーロ/ドルの下落が続いていることから、ユーロ」/円においても上値が重い展開が続きそうです。ユーロ/米ドルが目先テクニカル的な節目、1.30台をしっかり割り込んでくると、更に下げ幅を拡大する可能性が指摘されており、対円でも再び下落を試す可能性が出てくると思われます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 127.60 128.40 126.60 126.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

中国市場が現時点でやや落ち着いてきていることから、下げ渋る展開となっています。しかし、依然不安材料を多く抱えており、強気のスタンス、お取りづらいとの指摘もあるようです。目先は91円台にしっかり乗せることができれば、上値余地がありそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 91.15 92.00 89.60 89.20

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年6月27日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年6月27日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 21:30 (米)新規失業保険申請件数 34.5万件 35.4万件
★★ 23:00 (米)5月中古住宅販売保留(前月比) +1.0% +0.3%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します