昨日(6月25日)の動向

米ドル/円は東京時間前半、98円台に乗せる動きとなったものの、上海総合指数が大きく値を下げると、日経平均もつられるように下落。この動きの中で、リスクオフの円買いが強まり、97円前半レベルまで下落しました。その後、中国株が下げ幅を縮小したことなどを受け円を買い戻す動きが一服。NY時間に入ると、予定されていた米経済指標(米耐久受注と消費者信頼感指数)が市場の事前予想を上回ったため、米ドル買いの流れとなり米ドル/円が反発。結局昨日とほぼ同じ水準まで戻して昨日の取引を終了しました。

6月25日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 97.729 98.061 96.959 97.841
ユーロ/円 128.237 128.667 127.296 128.018
豪ドル/円 90.416 90.759 89.584 90.526

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年6月26日)の展望

【米ドル/円】

引き続き各主要国の株価動向を注視しての値動きが継続しそうです。昨日の中国株式の影響などによる、リスクオフの円買いと、米経済指標を好感した米ドル買いに挟まれ動きのとりづらい展開が予想されます。ただ、経済指標には市場は素直に反応しているため、本日発表が予定される米国のQ1GDPに注意を払う必要があるようです。98円台にしっかり乗せきることができるかが目先のポイントとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 98.70 99.00 97.00 96.60

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

好調な米経済指標を受け、ユーロは対米ドルで下落する展開となっています。その影響から対円でも伸び悩む展開が予想されます。日足チャートのユーロ/米ドルの5日移動平均が25日移動平均を下抜けデッドクロスとなったことから、テクニカル的に見て今後もユーロ/米ドルは上値の重い展開となりそうです。ユーロ/円は日足チャートが75日移動平均を下回るともう一段の下げにつながる可能性があるため注意が必要です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 128.85 129.20 127.30 127.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

中国経済を注視しながらの動きに変わりはなさそうです。日足を見ると89円台前半レベルでサポートされる形となっており、ここを割り込むと更なる下落の可能性が出てきます。一方で91円台にしっかり乗せることができれば、再度上昇の余地が出てくると思われます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 91.20 92.00 89.60 88.85

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年6月26日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年6月26日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
16:30 (EU)ドラギECB総裁講演
★★★ 21:30 (米)Q1GDP<改定値>(前期比年率) +2.4% +2.4%
★★ 21:30 (米)Q1個人消費<改定値>(前期比年率) +3.4% +3.4%
★★ 21:30 (米)Q1GDP価格指数<改定値>(前期比) +1.1% +1.1%
★★ 21:30 (米)Q1PCEコア・デフレータ<改定値>(前期比) +1.3% +1.3%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します