1961(昭和36)年9月25日
国内線で初のジェット機就航、空の旅が身近に
1961(昭和36)年9月25日、東京(羽田)から札幌(千歳)間に、国内線で初のジェット旅客機が就航しました。
当時は高度成長の真っただ中。国内の旅客需要は右肩上がりで増え、それに応えるべく、ANA(全日本空輸)とJAL(日本航空)がしのぎを削っていました。
1960年にANAが4発式の新鋭プロペラ機を導入し、3時間かかっていた羽田・千歳間を2時間15分に短縮しました。これを受けてJALは国際線に使っていたコンベア880型と呼ばれる中型ジェット機を羽田・千歳線に投入し、行程を2時間15分から1時間半へさらに縮めました。
当時は上野駅を昼に出発する特急列車に乗ると、連絡船を乗り継いで札幌に着くのが翌日のほぼ同時刻でした。ジェット機の就航は長距離移動の主役が航空機に移る号砲となりました。
JALは翌10月、羽田・福岡線にもジェット機を投入しました。この後、全国的に航空網の整備が進んでいきます。
1961年9月25日の日経平均株価終値は
1,488円47銭
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