昨日(6月16日)の動向

先週末東京市場開始時では、世界的な株安傾向に一時的に歯止めがかかったことから、米ドル/円は95円台半ばレベルを回復する動きとなりました。しかしその後、本邦実需の米ドル売り・円買いなど上値を阻まれると、94円台前半レベルまで反落する展開となりました。東京時間午後から欧州時間にかけては底堅い動きをみせ、95円台を中心にもみ合う動きとなりました。NY時間では、米ミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回ったことや、株式先物の下落などを背景にリスク回避の円買いが優勢となり、米ドル/円は94円前半レベルまで下落。ユーロ/円も125円台半ばレベルまで大きく下落する流れとなりました。

6月16日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 95.34 95.805 93.993 94.166
ユーロ/円 127.496 128.112 125.173 125.656
豪ドル/円 91.921 92.54 90.023 90.149

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年6月17日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は95円台では上値が重い地合いを継続。日足・一目均衡表の雲下限を下回っていることに加え、今後この雲の下限は96円台に切り上がっており、トレンドは依然として下向きと見る向きが多い模様です。金利動向や株価が安定しないことには米ドル/円の戻りも限定的との指摘が聞かれます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 96.10 97.00 93.77 92.85

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

対ドルでユーロが買われており、ユーロ/円をサポートするも、米ドル/円の下落場面では連れ安となる形を継続。直近節目125円を明確に割り込むとストップロスも散見されており、注意したいところ。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 127.20 128.10 124.95 123.70

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

先週の豪雇用者数が予想を上回ったことで対ドルで豪ドルは買い戻されているものの、株安などリスク回避の局面では依然として豪ドルが売られやすい地合いにあるようです。直近節目90円を終値ベースで割り込むと、88円を視野に捉えることとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 91.80 92.50 89.92 88.30

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年6月17日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年6月17日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 18:00 (欧)4月-貿易収支 185億ユーロ 229億ユーロ
21:30 (米)6月-NY連銀製造業景気指数 0.00 -1.43
23:00 (米)6月-NAHB住宅市場指数 45.0 44.0
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します