1960(昭和35)年9月14日
OPEC設立、欧米メジャーに対抗
1960(昭和35)年9月14日、サウジアラビアやベネズエラなど5カ国の産油国がOPEC(石油輸出国機構)を結成しました。欧米メジャーの巨大石油資本に対抗し、産油国の利益を守るためです。メジャーとは、資本力と政治力で石油の採掘や生産、販売を統括する石油系巨大企業複合体の総称です。
第二次世界大戦後、世界的に石油の需要が増大する一方、中東の油田は欧米メジャーが利権を握り、原油価格を安く抑えていました。しかも、利益の過半を欧米メジャーが得ていたので、産油国の不満は募るばかりでした。
そこでサウジアラビア、ベネズエラのほか、イラン、イラク、クウェートの5カ国がOPECを結成し、欧米との交渉や生産調整による原油価格コントロールに乗り出しました。背景には、自国資源は自国のものという「資源ナショナリズム」の考えがあります。
1970年代にはOPECが石油価格の決定権を握りますが、その後は先進国の石油備蓄、非石油エネルギーの普及、北海油田など非OPEC諸国による油田開発などが重なり、OPECの市場支配力は弱まっています。
1960年9月14日の日経平均株価終値は
1,192円67銭
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