昨日(6月5日)の動向

昨日の米ドル/円は全般的に荒い値動きとなりました。
安倍首相が昼過ぎに成長戦略の第三弾を発表。発表直後は期待感から日経平均株価が上昇し、米ドル/円も100円台半ばレベルまで上昇しました。
しかしながら、内容が伝わるにつれて期待感の後退や材料出尽くし感から、日経平均が売り込まれると、米ドル/円も99台半ばレベルまで下げ幅を拡大する動きとなりました。欧州市場に入ると、ショートカバーから米ドル/円を買い戻す動きが一時優勢となり100円手前の水準まで上昇したものの、その後の欧州株下落を受けて再び軟調な動きとなりました。この日に発表されたADPは市場予想を下回りる内容となったことから失望売りにつながり、米ドル円は米国市場に入り一時99台を割り込むレベルまで下げ幅を拡大しました。ただ、99円台割れの水準では短期筋などによる米ドル買い興味も根強く、同水準では下げ渋る展開となりました。

6月5日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 99.978 100.454 98.96 99.024
ユーロ/円 130.753 131.407 129.604 129.636
豪ドル/円 96.465 96.798 94.214 94.495

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年6月6日)の展望

【米ドル/円】

本日は米新規失業保険申請件数が控えており、発表内容に注目が集まっているようです。また、ドラギECB総裁の会見も控えていることから米ドルの対ユーロでの動向にも注目したいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 100.50 101.30 98.65 97.10

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

本日、ECB政策金利及びドラギECB総裁の記者会見が予定されています。ドラギ総裁がマイナス金利についてどの程度言及するかに注目が集まっています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 131.50 132.30 129.30 128.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

昨日は株安・追加緩和の思惑から売り込まれた豪ドルですが、対ドルでの下げ幅が大きいだけに豪ドル/円は3月の安値93.00レベルが視野に入ってきそうです。今後のRBAの動向に注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.00 96.80 93.00 92.20

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年6月6日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年6月6日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 20:00 (英)BOE政策金利 0.50% 0.50%
★★★ 20:45 (欧州)ECB政策金利 0.50% 0.50%
★★★ 21:30 (米)新規失業保険申請件数 34.6万件 35.4万件
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します