昨日(6月4日)の動向
東京市場では、日経平均株価や実需の動向などに左右され米ドル/円は99円台を中心に神経質な動きとなりました。
ロンドン時間に入ると、欧州株が上昇したことなど受け、ショートカバーが先行し、米ドル/円は100円台を回復。
一部市場では、政府年金運用の見直しに伴う米ドル買い需要が期待されており米ドル/円の買戻しに繋がったとの声も聞かれました。
その後発表された米貿易収支がほぼ市場予想通りだったことから材料に欠く展開となり、米ドル/円は100円台ちょうどを挟んで小幅な値動きとなりました。
6月4日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 99.505 | 100.41 | 99.33 | 100.06 |
ユーロ/円 | 130.113 | 131.397 | 129.922 | 130.869 |
豪ドル/円 | 97.178 | 97.363 | 96.16 | 96.528 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年6月5日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は前日の下落分をほぼ相殺し、100円台を回復しています。ただし、短期的には上値が重く、今週末に発表を予定する米雇用統計を控えた米ドルロングポジション解消の動きが引き続き米ドル/円の上値を阻んでいるようです。本日はADP雇用統計が控えており、その内容に注目が集まっています。同指標発表前後の値動きには注意をはらいたいところです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 101.30 | 103.70 | 98.65 | 97.10 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ドラギ総裁会見を前にポジション調整の中心の動きとなっていることから、ユーロ/円は動きづらい展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 131.50 | 132.30 | 130.00 | 129.30 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
昨日のRBA声明では一段の緩和余地を示唆する文言が含まれており、豪ドル売りを誘っているもようです。ただ、目先直近安値96円台ちょうどのレベルがサポートとなり、同水準では下げ渋る展開となっています。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 97.20 | 98.00 | 96.00 | 95.60 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年6月5日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年6月5日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 18:00 | (欧州)GDP改定値 | -1.0% | -1.0% |
★★ | 18:00 | (欧州)小売売上高 | -0.8% | -2.4% |
★ | 20:00 | (米)MBA住宅ローン申請件数 | N/A | -8.8% |
★★★ | 21:15 | (米)ADP雇用統計 | 16.5万人 | 11.9万人 |
★★ | 21:30 | (米)非農業部門労働生産性 | 0.6% | 0.7% |
★★★ | 23:00 | ISM非製造業景況指数 | 53.5 | 53.1 |
★★★ | 3:00 | 米地区連銀経済報告 | N/A | N/A |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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