10月株主優待 人気ランキング

順位 コード 銘柄名 優待品例 優待発生金額※1
9603 エイチ・アイ・エス 旅行割引券など 185,600
2 9251 AB&Company 買い物券 93,700
3 3038 神戸物産 JCBギフトカード 437,900
4 3476 投資法人みらい 宿泊割引 43,900
5 7856 萩原工業 自社製品など 152,700
6 2751 テンポスHD 食事券 323,000
7 8975 いちごオフィスリート投資法人 観戦チケット 82,600
8 2375 ギグワークス 買い物割引クーポン 45,900
9 7604 梅の花 飲食割引カード 94,200
10 8917 ファースト住建 QUOカードなど 107,200
※1 優待発生金額 = 2024年9月5日終値の株価 × 優待獲得最低株数で計算した金額です。

最新の情報は、楽天証券の「株主優待検索」>>

このランキングは楽天証券で優待を保有されているお客様の人数が2024年8月29日時点で多い順番です。
この記事は銘柄を推奨するものではありません。

売建可能数量や日歩は、楽天証券にログインいただくとご覧いただけます。
2024年9月5日時点の終値や数値を、楽天証券Webサイトから採取して記載しています。
配当利回りは、楽天証券HPの会員ログイン後の銘柄ページより採用しておりますが、市況により変動するため、必ずご自身でご確認くださいませ。

10月の株主優待銘柄は31銘柄!

 2024年10月優待は、権利付き最終日が10月29日(火)、権利落ち日が10月30日(水)、権利確定日が10月31日(木)で、土日を挟まない最短スケジュールです。

 10月29日(火)までに優待株を買い、翌30日(水)まで持ち越すと優待の権利を獲得できます。

 10月優待株は31銘柄と、9月の385銘柄からぐっと数が減ります
※楽天証券 株主優待検索より

 数は少ないものの、外食企業の食事券優待や食品会社の自社製品優待の比率が高いのも特徴です。

 人気トップ10以下で魅力的な外食・食品系優待には以下のような銘柄もあります。

  • そうざい店「RF1」などを展開するロック・フィールド(10月末に100株以上で一律、「RF1」や「神戸コロッケ」で使えるそうざい券1,000円分。4月末は200株以上で1,000円分、5年以上継続保有で2,000円分に増額)
  • ナッツ類、チョコレート製品メーカーの正栄食品工業(10月・4月末に100株以上で一律、ナッツ、乾燥果物、チョコレートなど自社商品詰め合わせ)
  • ラーメンチェーン「横浜家系ラーメン【町田商店】」や「ラーメン豚山」運営のギフトホールディングス(10月・4月末に100株以上で店舗券売機ボタンからどれでも1品選べる電子チケット1枚、1年以上継続保有で2枚。電子チケットは1枚1,000円オフのクーポンとして「豚山オンラインストア」でも利用可)
  • 喫茶店「椿屋珈琲」運営の東和フードサービス(10月末に100株以上で「椿屋珈琲」「イタリアンダイニングDONA」などで利用できる食事割引券1,000円分、4月末に1,500円分)
  • パックされた米や餅を販売するサトウ食品(10月末に100株以上で自社グループ商品1,000円相当)

 また、遠心分離機メーカーの巴工業は10月末に100株以上を6カ月継続保有(2025年10月末以降は1年以上の継続保有が必要)でワイン1本。

 LPガス事業や「アルピナ」ブランドの天然水販売も行うトーエルは10月・4月末に500株以上(投資金額約41万1,000円)でピュアウォーターなど自社取扱商品1,500円相当。

 また、名古屋証券取引所に上場するフラワービジネスのアートグリーンは10月末に100株以上で一律、4,500円相当のミディ胡蝶蘭1鉢が贈呈されるなどユニークな優待もあります。

株価急落時に優待株を安値で買う時の注意点

 2024年8月上旬、株式市場は暴落しました。

 8月5日には日経平均株価が史上最悪となる前営業日比4,451円も急落し、7月11日の取引時間中の最高値4万2,426円から8月5日最安値3万1,156円まで下落幅(率)は1カ月弱で実に1万1,270円(約26.6%)に達しました。

 暴落を目の当たりにして不安を感じた方も多いかもしれません。ただ、その後はほぼ一直線でリバウンド上昇し、9月2日の日経平均株価終値は3万8,700円台まで戻しています。

 8月5日前後の急落局面で思い切って優待株を買った人は結果的に安い価格で購入することに成功できました。

 むろん、暴落のさなかに単に「株価が安くなったから」という理由だけで、落ちるナイフをつかむように株を買うのは危険です。

 やはり暴落が起きることも視野に「この株の優待内容が魅力的で業績面でも不安がなさそうだから、次、全体相場が急落したら買おう」という優待株をあらかじめ決めておいたほうがいいでしょう。

 その上で、株価チャートをよく見て、過去の安値が重なった価格帯やもみ合いゾーンなどを参考に「ここまで下がったら、それ以上下がってもいずれまた戻るはず」と思える価格水準を見つけます。

 そして、現在値からかなり下値に指値注文を入れて、ひたすら待ちます。楽天証券なら発注日から30営業日先まで有効な「期間指定注文」を使えます。

 業績や優待内容、株価水準を自分なりにしっかり吟味して指値の価格を決めておけば、そのあとさらに下がっても納得して長期保有できるでしょう。結果的に今回の暴落のように短期間でリバウンド上昇が起こると、かなり安い株価で自分が欲しかった優待株を仕込むことができます。

1位:エイチ・アイ・エス(9603)

権利付き最終月:10月、4月[貸借銘柄]
株価:1,856円(2024年9月5日終値)
配当利回り:ー%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で2枚、500株以上で4枚、1,000株以上で6枚の株主優待券(1,000円分)。また、100株以上で「ラグーナテンボス」入場割引券(500円分)1枚
その他条件:株主優待券は1万2,000円以上の旅行商品で1人1枚、2万4,000円以上で1人2枚利用可。「ラグーナテンボス」入場割引券は1枚で5名まで利用可
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 10月優待株の人気No.1は海外旅行に強い旅行代理店のエイチ・アイ・エス。

 10月・4月末に100株以上保有でエイチ・アイ・エス株主優待券2,000円分と、同社が愛知県蒲郡市で運営する「ラグーナテンボス」入園割引券500円分(1枚で最大5名まで利用可能)が贈られます。

 エイチ・アイ・エス株主優待券は、旅行商品の販売価格が1万2,000円以上で1枚(1,000円割引)、2万4,000円以上で2枚(2,000円割引)使えます。

 同社はコロナ禍の渡航禁止などで大打撃を受けましたが、韓国、台湾などの海外旅行が想定以上に回復し、今期2024年10月期は大幅増収に加えて久々の最終利益の黒字転換が見込まれています。また今期は株主配当金も1株当たり10円の復配を予定しています。

 株価は長期的な低迷が続いてきましたが、直近では8月5日の暴落時の安値1,506円から9月2日には(以下同)1,904円まで大きくリバウンド上昇。

 最近は米国の大リーグ観戦ツアーや香港ディズニーランドツアーなど企画型海外旅行の販売に力を入れており、円高進行で日本人の海外旅行需要が順調に回復するようなら今後も緩やかな反転上昇に期待が持てそうです。

2位:AB&Company(9251)

権利付き最終月:10月[信用銘柄]
株価:937円(2024年9月5日終値)
配当利回り:3.00%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で1枚、500株以上で3枚の自社オンラインストア優待券(8,000円分)
その他条件:買い物1回につき1枚利用可
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 第2位は「Agu.」ブランドのヘアサロンを全国に900店以上展開する美容室経営のAB&Company。昨年は6位でしたが、ぐっと順位を上げて2位にランクインしました。

 10月末に100株以上保有で同社オリジナル商品を販売する公式オンラインストアで利用できる優待券8,000円分が贈呈されます。優待券はシャンプーやトリートメント、ヘアバターなどセット商品6点から1点選択の他、単品の注文にも利用できます。

 同社は新店舗の出店が順調で前期2023年10月期の最高益更新に続き、今期の2024年10月期も増収増益予想です。FC(フランチャイズ)店も多く、FCオーナー育成による加盟店の増加やFC店舗向け内装工事の請け負いによる収益拡大が続きそうです。

 株価は8月5日の暴落時に836円の安値まで急落しましたが950円まで反転上昇。予想配当利回りが2.95%に達する高配当株かつ成長株の側面もあるので、同社傘下のヘアサロンをよく利用する人は購入を検討してみるのもいいかもしれません。

 100株の投資金額約9万5,000円に対して年間8,000円分のシャンプーなど日用品の贈呈なので投資効率が高い優待株といえるでしょう。

3位:神戸物産(3038)

権利付き最終月:10月[貸借銘柄]
株価:4,379円(2024年9月5日終値)
配当利回り:0.52%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で1,000円分、1,000株以上で1万円分、2,000株以上で1万5,000円分のJCBギフトカード
その他条件:3年以上継続保有の場合、100株以上1,000株未満の株主には3,000円分、1,000株以上2,000株未満は1万5,000円分、2,000株以上は2万円分
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 第3位は格安価格で冷凍食品や肉、デザートなどを販売する「業務スーパー」運営の神戸物産。

 10月末に100株以上保有でJCBギフトカード1,000円分が贈呈されます。3年以上継続保有すると3,000円分に増額されます。

 ギフトカードの代わりに、同社のグループ商品詰め合わせを受け取ることもできます。

 同社は長期間にわたって増収増益が続き、株価も2015年の始値300円から2021年9月高値4,660円まで約6年半で15.5倍高を達成したテンバガーとして知られます。

 輸入食材の高騰を値上げで吸収し、今期2024年10月期も増収増益予想。来期2025年10月期は、最近の円高進行による原材料費負担の低下が追い風になり、最高益更新の可能性も高いでしょう。

 株価は2021年以降、3,000~4,000円前後で高止まりしており、8月5日に全体相場が暴落した際も前営業日比0.3%高とプラスで推移するなど、下値の堅さを発揮。

 今後、円高がさらに進んだ場合、円高メリット株として株価が飛躍する可能性にも期待できそうです。

4位:投資法人みらい(3476)

権利付き最終月:10月、4月[貸借銘柄]
株価:43,900円(2024年9月5日終値)
配当利回り:5.70%
優待発生口数:1口以上
優待内容:1口以上で自社指定ホテル宿泊割引
その他条件:割引率は施設により異なる
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 第4位は三井物産とイデラ キャピタルマネジメントがスポンサーのJ-REIT(ジェイ・リート:国内の不動産投資信託)の投資法人みらい。 

 10月・4月末に1口以上保有でホテル宿泊割引優待が贈呈されます。

 2024年4月末の実績では、The COURT社運営の「EN HOTEL」「コートホテル」などが公式予約サイトのベストレートから10%割引で宿泊できた他、ミナシア社運営の「ホテルウィングインターナショナル」が法人専用サイトの宿泊優待料金(公式サイトの一般プランから12%割引)、ホスピタリティオペレーションズ社の「スマイルホテル」などが公式サイトの10%割引で宿泊できました。

 同社の2024年10月期の分配金は1口当たり1,185円、2025年4月期は1,210円を予定しており、今後1年間の予想分配金利回りは5.38%に達します。

 同社は「川崎テックセンター」などのオフィスビルや「イオン葛西店」などの商業施設、「スマイルホテル」などホテルをバランスよく保有。物件の保有比率はオフィス50%、商業施設21%、ホテル18%となっており、賃料収入の安定性に問題はなさそうです。

 投資口価格は米国の商業用不動産の価格低下の余波を受けて緩やかな下落トレンドが続いています。8月5日の暴落では4万1,000円の安値をつけましたが4万4,550円まで回復しています。

 高い分配金利回りや出張などにも使える「スマイルホテル」などへの宿泊割引優待が魅力のJ-REITといえるでしょう。

5位:萩原工業(7856)

権利付き最終月:10月[貸借銘柄]
株価:1,527円(2024年9月5日終値)
配当利回り:3.31%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で1,000円相当、1,000株以上で3,000円相当の自社製品など(「デニム調シート」など)
その他条件:オリジナルカタログより選択。優待品に代えて社会貢献活動団体への寄付選択可。3年以上継続保有の場合、金額は2倍。2026年の株主への贈呈をもって廃止
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 第5位は岡山県倉敷市に本社があるブルーシートなどの化学繊維やその製造機器メーカーの萩原工業。

 10月末に100株以上保有で岡山県の特産品や自社製品などを盛り込んだオリジナルカタログから1,000円相当の商品1点を選択できます。3年以上継続保有すると2,000円相当に増額されます。

 過去に贈呈された1,000円相当の商品実績はmtマスキングテープセット(10巻き)、デニム調シート、QUOカード1,000円分から1点でした。

 ちなみに同社は2年後の2026年10月末優待をもって株主優待制度を廃止し、株主配当金を充実させる予定です。今から買っても3年以上継続保有の増額優待は受け取ることができません。

 災害時などに利用するブルーシートで有名な同社はペットボトルなどプラスチックゴミの処理も手がける環境企業の側面もあり、プラスチック再生ペレット製造装置の売上が好調。前期2023年10月期は過去最高益を更新。今期2024年10月期も増収増益予想です。

 株価は8月5日の暴落で1,281円の安値をつけましたが1,564円まで回復。予想配当利回りが3.20%に達する高配当株で、さらなる株主還元にも期待できる高い財務力を持つ点が魅力です。

6位:テンポスHD(2751)

権利付き最終月:10月、4月[貸借銘柄]
株価:3,230円(2024年9月5日終値)
配当利回り:0.28%
優待発生株数:100株以上
優待内容:10月のみ、100株以上で抽選で各100名に3万円または2万円または1万円分の食事券。4月のみ、100株以上で8,000円分の食事券(1,000円×8枚)
その他条件:抽選にはずれた株主には500円分の食事券(10月のみ)。食事券は自社子会社レストランなどで利用可。利用条件は店舗により異なる
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 第6位は中古・新品の厨房機器販売の他、「ステーキのあさくま」や居酒屋「エビス参」の運営も行うテンポスHD。

 同社のメインの優待は4月末に100株以上保有で「ステーキのあさくま」他、全国の協力店舗950店以上で利用可能な食事券8,000円分です。

 今回2024年10月末からは10月末に100株以上保有で一律に、食事券1万円、2万円、3万円分が各100名に贈呈される抽選方式の優待も新設されます。当選しない場合でも500円分の食事券が贈呈されます。

 同社は新品の価格高騰にともなう中古の厨房機器の需要拡大を受けて、前期2024年4月期は過去最高益を更新。今期2025年4月期も厨房機器販売と店舗の内装工事を同時受注するビジネスモデルで増収増益予想です。

 株価も長期的には順調な右肩上がりが続いており、4月末に8,000円分かつ10月末に抽選でさらに高額な食事券が贈呈されるチャンスのある、外食系成長優待株として魅力の高い銘柄といえるでしょう。

 8月5日には2,850円まで下落しましたが、9月2日時点ではまだ3,300円と回復途上。高成長の持続に期待して長期保有してみるのもいいでしょう。

7位:いちごオフィスリート投資法人(8975)

権利付き最終月:10月、4月[貸借銘柄]
株価:82,600円(2024年9月5日終値)
配当利回り:7.60%
優待発生口数:1口以上
優待内容:全投資主に抽選でJリーグ観戦チケット
その他条件:自社指定専用サイトで要応募
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 第7位はJ-REITのいちごオフィスリート投資法人。東京都港区、渋谷区、千代田区など都心6区を中心に中規模オフィスビルを93件保有する稼働率の高いオフィスビル系REITです。

 10月・4月末に1口以上保有すると、同社の親会社いちごがトップパートナーを務めるJリーグの観戦チケット抽選優待が贈呈されます。

 今回2024年10月末の投資主は2025年2月から7月末までが応募可能期間となり、各月の前半・後半に分けて、試合日ごとにJ1、J2、J3それぞれにつき1試合ずつ応募可能(年間約1,000試合のチケットが対象)です。

 応募回数に制限はなく、何試合でも無料で観戦できるチャンスがあるため、サッカーファンには非常に魅力的な優待といえるでしょう。

 今後の分配金は、2024年10月期に2,683円、2025年4月期に2,294円を予定しており、予想分配金利回りは5.86%に達しています。

 投資口価格は2024年3月以降、反転上昇に転じ、8月5日の暴落で一時7万6,000円の安値をつけましたが8万5,000円まで回復。

 J-REITは借入金比率が高いため、日本銀行による利上げが投資口価格の圧迫につながってきました。しかし、米国が9月以降、利下げ路線に転じ、日銀の追加利上げが遠のいたこともあり、今後は投資口価格の反転上昇に期待できるかもしれません。

8位:ギグワークス(2375)

権利付き最終月:10月[信用銘柄]
株価:459円(2024年9月5日終値)
配当利回り:0.88%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で自社グループ会社運営サイト割引クーポン(30%割引)
その他条件:自社グループ会社運営サイト「日本直販」で利用可、割引上限金額は合算で30万円(税抜)
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 第8位は主にIT営業支援やコールセンターなどの単発・短期の仕事紹介を行うギグワークス。

 10月末に100株以上保有で一律に、同社グループ会社の日本直販の株主優待専用WEBサイトで利用可能な30%の割引クーポンが贈呈されます。

 同通販サイトではテレビ、ラジオショッピングなどで紹介されたファッション、家電、生活雑貨、健康・美容商品が購入できます。

 同社はIT機器設置や家電量販店の販売支援向け人材派遣が低迷して減益が続き、2023年10月期は最終赤字に転落。しかし、中小企業向けのシステム開発の受託が堅調で今期2024年10月期は黒字転換を見込んでいます。

 株価は8月6日に369円の安値まで下落したあと473円まで回復。長期的な株価の下降トレンドが終息しているわけではないため、投資には慎重な判断が求められそうです。

9位:梅の花(7604)

権利付き最終月:10月、4月[信用銘柄]
株価:942円(2024年9月5日終値)
配当利回り:1.06%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で株主優待カード(自社グループ店舗における飲食料金の5%・10%・20%割引・記名式)1枚
その他条件:割引率は店舗により異なる。テイクアウト店での利用不可、利用回数制限なし
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 第9位は「湯葉と豆腐の店 梅の花」や居酒屋「さくら水産」などを運営する梅の花。

 10月・4月末に100株以上保有で一律に「梅の花」での利用代金が20%割引になる株主優待証1枚が贈呈されます。「さくら水産」は5%割引など、割引率は店舗ブランドで異なります。

 同社は2019年に発覚した不適切会計やその後のコロナ禍による営業自粛などで長らく業績不振が続いてきました。そのため、この優待株ランキングでも除外してきましたが、コロナ明けの外食需要復活で前期2024年4月期は念願の黒字転換を達成。

 今期2025年4月期も増収増営業益が見込まれるため、今回、優待人気株として紹介しました。

 ただ株価は2022年以降、800円台後半から1,000円台前後で底ばい推移。

 8月5日につけた安値871円から946円まで反発しているものの、底値圏を脱していません。業績向上がさらに進むのを待ってから投資しても遅くはないでしょう。

10位:ファースト住建(8917)

権利付き最終月:10月、4月[貸借銘柄]
株価:1,072円(2024年9月5日終値)
配当利回り:3.96%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で500円分のQUOカード、300株以上で商品
その他条件:2024年4月の商品は手延べそうめんセット。1年以上継続保有(10月・4月の株主名簿に連続3回以上記載)した株主のみに贈呈
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 第10位は兵庫県を中心に関西圏から全国に戸建分譲事業やマンション事業を展開するファースト住建。

 10月・4月末に100株以上を1年以上継続保有するとQUOカード500円分が贈呈されます。300株(投資金額約32万1,600円)を1年以上保有すると優待品が「手延素麺(そうめん)揖保乃糸」の食べくらべセットになります。

 同社は関西圏の戸建販売が低調で2022年10月期から2期連続の減益が続いており、今期2024年10月期も減収減益予想です。

 ただ自己資本比率は72.7%に達する高財務企業のため、減益でも配当据え置きで今期の予想配当利回りは3.92%に達します。

 株価は8月5日の暴落時につけた902円から1,000円の大台を回復しましたが、いまだ底値圏で低迷中。

 今後は建売住宅から、デザイン性が高く高単価な注文住宅販売に経営資源をシフトさせていく予定。業績がしっかり回復するのを待ってから購入を考えるのが妥当かもしれません。

「株主優待検索」のやり方

 10月の人気優待銘柄を「株主優待検索」で調べる方法を解説します。ログインは必要なく、どなたでもお使いできます。

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※楽天証券ウェブサイトのトップページから、「株主優待検索」を開く場合は、「国内株式」→「株主優待>」とクリックしてください。

 次に、水色の文字で「株主優待検索」と出ているところをクリックしてください。

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今月、権利が確定する人気優待銘柄を検索

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