2024年8月の保有額:54万8,457円
先月から少し持ち直したものの、今月も引き続き、苦戦しているまつのすけです。揺れ動く株式市場の影響をもろに受けて、投資信託も価格が落ち着きません。今後も、自分が保有している投資信託が投資している銘柄やセクターをチェックしながら、上昇の機会を粘り強く待ちたいと思っています!
私が保有している投資信託の8月の運用損益÷前月末残高の月間騰落率はマイナス2.09%となり、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドのマイナス1.84%を下回りました。
しかし、連載開始からのトータルリターンは+83.03%で、e MAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の+48.25%を大きくアウトパフォーム(運用成績がベンチマークを上回ること)しています。
プットコールレシオ(オプション市場の相場観の強弱をはかる指標)がピークアウトし、VIX(恐怖指数)クラッシュが発生した後、米国株は堅調な傾向があります。
なお、米国株のVIX指数が40→20になった日数はわずか5日間でした。これは、2018年の6日間とほぼ同じ期間です。短期調整の押し目(上昇傾向にある相場が一時的に下がること)の特徴であり、今後1年程度は堅調と考えています。
VIX指数が50超になると、S&P500種指数は1年後に、過去92回中91回も上昇しています。平均+33%、中央値+29.4%です。
VIXとは、今後30日間のS&P500の予想変動範囲を示しており、相場が大荒れの際に50以上になる指標です。VIXが50超になった後、徐々に低下していく局面では、S&P500の株価は上昇する傾向となっています。
また、8月は「S&P500が7営業日連続で上昇し、かつ+6%以上」という現象が発生しました。S&P500が7日連続して上昇し、かつ6%以上上昇すると、1年後の株価は堅調な傾向があります。過去14回中11回上昇。平均+11.6%/中央値+17.5%となっています。
2024年8月時点の、エリア別ポートフォリオを解説!
8月は主に、大きく下落した半導体関連の世界株投信を購入。また、8月上旬に金融市場が大混乱に陥ったことから、永田町・日本銀行の、利上げに前のめりな姿勢がトーンダウンしたので、日本株投信も購入しました。
9月も半導体関連の世界株投信をメインに買い増す予定です。
なお、8月はS&P500が8連騰となりました。この年は2013年以降平均+26.2%/中央値+26.9%であり、今年の残りも期待できます。
また、S&P500が8日連続上昇した年の1年後は、平均+9.3%/中央値+9.7%となっているため、来年半ばまでは大局的に株価は上昇すると想定しています。
2024年8月時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!
8月はリバウンド期待が高かった半導体関連の世界株投信、為替ヘッジがあるレバレッジ型投信を主に購入しました。セクターローテーションが一巡したら、年末~来年春ごろまでは、半導体・メガテックが再び堅調と想定しています。
米国大統領選挙の年は、9~10月に株価が軟調な局面がある年が多いです。しかし、11月から年末に向けてはラリーを期待できると考えており、ここから2カ月間は買い場だと予想しています。
S&P500は8月に4カ月連続で月次終値が最高となりました。この現象が発生した場合の過去実績では、以降1年程度は極めて堅調となっています。
2024年8月の保有投資信託~騰落率ベスト10
2024年8月1~31日までに、新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)成長投資枠で購入できるもの、NISAつみたて投資枠で購入できるもの、[iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)]で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考にしてください!
*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。
1位:iFreeレバレッジS&P500
騰落率:4.80%
どんなファンド?:米国株のレバレッジ投信で、組入上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、Amazon.com、メタ・プラットフォームズ(Facebook・Instagramなど)、アルファベット(Google・YouTubeなど)、バークシャー・ハサウェイ(ウォーレン・バフェット率いるコングロマリット企業)、ブロードコム(半導体大手)、テスラです。
まつのすけコメント:日々の値動きがS&P500(米ドルベース)の2倍となることを目指す投信で、為替ヘッジがあります。8月は円高が進んだことから、為替ヘッジありがプラスになりました。
2位:楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス)
騰落率:3.90%
どんなファンド?:米国株のレバレッジ投信で、組入上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、Amazon.com、ブロードコム、メタ・プラットフォームズ、テスラ、アルファベット、コストコホールセールです。
まつのすけコメント:日々の値動きがNASDAQ-100指数(米ドルベース)の2倍となることを目指す投信で、為替ヘッジがあります。組入比率が高いハイテク銘柄が、S&P500のハイテク以外の銘柄より、相対的に軟調でした。
3位:楽天・日経225インデックス・ファンド(楽天・日経225)[NISA成長投資枠][NISAつみたて投資枠]
騰落率:3.23%
どんなファンド?:日本株のインデックス投信で、組み入れ上位銘柄は、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテスト、信越化学工業、TDK、KDDI、リクルートホールディングス、ファナック、ダイキン工業です。
まつのすけコメント:騰落率は私の購入時から月末までの数字です。日本で最も知名度が高い株価指数の日経平均株価に投資可能な投信です。信託報酬は年0.132%(税込)と低コストで、保有残高に応じて年0.053%の楽天ポイントも還元されます。
4位:Tracers S&P500ゴールドプラス
騰落率:1.98%
どんなファンド?:株式とゴールドに投資するレバレッジ型投信です。S&P500が1倍、ゴールドが1倍で、合計2倍の投資となり、例えば100円なら200円分のポジションを取ることになり、リスクが高い点に注意が必要です。
まつのすけコメント:米国の株価指数先物・金先物取引に投資し、信託財産の純資産総額の200%相当額の運用を行います。原則として為替ヘッジはなく、円安になるとプラス、円高はマイナスです。8月はS&P500、ゴールドの両方が好調でした。
5位:Tracers グローバル2倍株(地球コンプリート)
騰落率:1.70%
どんなファンド?:日本を含む世界株(新興国を含む)のレバレッジ型投信です。米国株が約1倍、その他の日本を含む先進国・新興国が約1倍で、合計約2倍の投資となり、例えば100円分の投資なら約200円分のポジションとなります。
まつのすけコメント:各国への投資比率は株式市場の市場規模が考慮されるので、おおむね時価総額に比例した形となります。ただし、1カ国への投資割合は、純資産総額比で100%(1倍)程度が上限となります。
先進国株式部分は対円での為替ヘッジを行うので、実質的に為替変動の影響を受けるのは、主に新興国株式部分です。ドル/円などの円高の悪影響を回避でき、8月は高パフォーマンスとなりました。
6位以下はこちら
6位:iFreeレバレッジ FANG+
7位:野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)[NISA成長投資枠]
8位:一歩先いく グローバル・イノベーション企業インデックス[NISA成長投資枠]
9位:インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(年1回決算型)(世界のベスト)[NISA成長投資枠]
10位:Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)[NISA成長投資枠]
まつのすけ、今月の注目銘柄!
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス[NISA成長投資枠]
どんなファンド?:「S&P先進国REITインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指す投信です。原則として為替ヘッジはありません。購入手数料は無料で、信託報酬は年0.22%(税込)と低コストです。
まつのすけコメント:日本を除く先進国の不動産投資信託証券(REIT[リート:不動産投資信託])に分散投資できます。組入上位の国・地域は、米国76.3%、オーストラリア7.0%、イギリス4.8%、シンガポール3%、フランス1.6%であり、主に米国REITの値動きの影響が大きいです。
米国では高止まりする金利によって、長らくREITが悪影響を受けてきました。しかし、9月にもFRB(米連邦準備制度理事会)が利下げする可能性が高く、REITには大きなプラス材料です。
経済が不景気の状況では、株式同様にREITも軟調ですが、ソフトランディングを達成できれば、基準価格の上昇を期待できると考えます。
まつのすけ、今月のがっかり
8月は円高の悪影響を受けて、株価は上昇しましたが、為替の影響でマイナスリターンとなってしまいました。
しかし、IMM通貨先物のNon-Commercial(投機筋)のポジションでは、ドル/円のショートは消滅し、2024年8月27日時点のデータでは、円ロングとなっています。
米国の金融市場では利下げに前のめりで、予想回数も多くなっています。しかし、経済がさほど落ち込まなければ、FRBが利下げ・日銀が利上げ方向とはいえ、絶対的な金利差は残り、実需のマネーフローでは円売り超過です。
足元ではドル/円は130円まで円高になる旨の意見も多いですが、個人的には140円台での推移が続くと考えています。
8月のポイ活実績:2万9,311ポイント
2024年8月には、日高屋とオートバックスグループで、楽天ポイントカードが使えるようになりました。全国的なチェーン店で、利用する場合はお得に楽天ポイントを獲得できます。
また、楽天カードポイントプラス(エントリーした対象店舗で買い物をするとポイントが2倍になったり抽選でポイントが当たるなどのサービス)に、「しまむらグループ」が加わり、楽天カードの魅力がアップしました。
さらに、2024年9月4日からは楽天スーパーSALEが開催されて、大量の楽天ポイントを獲得可能。今回は楽天モバイルユーザーは、先行セールを利用できます。楽天経済圏はますます進化中! 今後も要チェックです!
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