昨日(5月16日)の動向

東京時間は昨日の米指標の弱い結果を受けて、動きがさほど見られませんでしが、国内勢が外債を3週連続で買い越していることから、若干の上昇となりました。日経平均が15,000円を割り込む場面が見られ、またドル円も何度か102円を割り込む場面が見られましたが、押し目買いの展開は変わらず、102円台に戻す動きとなりました。ロンドン時間に入ると、昨日の展開と同様に、ドルが買われ102.70近辺まで上昇しました。上昇の背景には102円割れの買いが思った以上に厚いとの思惑から、買いが先行した様子です。山場と見られていた21時半の米指標は、ほぼ全て弱い結果となりました。特に新規失業保険週間申請件数は大幅な増加となり、今後も注視しなければならない指標となりました。それを受け、再び102円を割り込む動きとなりましたが、ここでもやはり102円割れからの買いが厚く存在し、大きく下落する展開とはならずに戻される展開が繰り返され、結局東京時間と同じ水準でのクローズとなりました。

5月16日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 102.239 102.679 101.83 102.219
ユーロ/円 131.705 132.202 131.28 131.661
豪ドル/円 101.211 101.316 100.244 100.246

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年5月17日)の展望

【米ドル/円】

昨日の展開と同様に102円近辺での押し目買いが継続されそうです。しかし、101.80を割り込んでくる展開となると、下値を切り下げる可能性が出てきます。逆に102.80を上抜けてくれば103円をトライする動きとなると思われます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.80 103.00 101.80 101.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ドルにつられる展開はまだ続きそうです。対ドルでは米指標の影響を受け買われる展開となりましたが、単独での買い材料は見当たらず、当面はドル次第の動きとなりそうです。対円でも、円安の流れは変わらなくても、当面のサポート131.20を意識してトレードしたいところです。本日はロンドンに入ると18時15分ごろから要人の発言が出ますので、その内容にも注意したいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 132.20 132.80 131.20 131.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

対ドルでの下落局面であることから、円安トレンドの中でも上昇の勢いがあまり出てこない様子で、101円を割れてから弱い展開が続きそうです。しかし、100円近辺にくると値ごろ感から買いも出てくると思われますので、100円近辺の押し目を待ちたい展開になりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 101.00 101.60 100.20 100.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年5月17日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年5月17日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
21:30 (加)4月CPI(前年比) +0.6% +1.0%
21:30 (加)4月CPIコア(前年比) +1.2% +1.4%
★★ 21:30 (米)5月ミシガン大学消費者信頼感指数<速報値> 78.0 76.4
★★ 21:30 (米) 4月景気先行指標総合指数(前月比) +0.2% -0.1%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します