昨日(5月14日)の動向

日本時間は円が買われる展開となりました。昨日の早朝は102円をターゲットに動いた形となり、102円に乗せるのは時間の問題と思われていましたが、株価が今一つ伸び悩んだことなどから、一時は101.50を割り込む動きもみられました。ロンドン時間になると、押し目買いの動きからゆっくりと再び円が売られる展開になり、ニューヨークに入るとドル買いが進み、4年7か月ぶりの102.30近辺をつけました。102.40近辺まで迫る勢いとなりましたが、利食いの売りも見られ、その後は102.20-30の小幅な動きとなりました。日経平均先物は15,000円に到達していることなどから、市場では日銀の金融緩和が長期化すると見られていると思われます。

5月14日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.781 102.396 101.261 102.306
ユーロ/円 132.049 132.762 131.533 132.223
豪ドル/円 101.322 101.44 100.679 101.18

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年5月15日)の展望

【米ドル/円】

102円を乗せたままニューヨーク時間を終えたことで、今後のサポートを102円として更に上値を目指す展開となりそうです。本日もしっかりと102円台をキープできれば、次のターゲットは103円となり、一旦の目標とされている105円に近づく動きを継続する可能性が高いです。仮に102円を再度割れても、節目の100円は底堅いと思われ、押し目買いの展開となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.50 103.00 102.00 101.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロは対ドルでは伸び悩む形ですが、対円では上昇を継続する可能性が高く、133円を目前にした動きとなりそうです。ドル円が103円をトライする動きになれば、更に上昇する余地があると思われます。利下げの影響は今のところ大きな影響はないと市場は見ている様子です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 132.80 133.00 131.50 131.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドルは対ドルで下落局面にあることから、対円でも今一つ伸び悩む展開が続きそうです。市場ではパリティ(1豪ドル=1米ドル)を割り込んだことから、上昇は難しいと思われておりますが、対円では大きな下落には繋がっておらず100円半ばをサポートとしながら動く展開となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 101.50 102.00 100.75 100.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年5月15日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年5月15日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 15:00 (独)Q1GDP<確報値> +0.3% -0.6%
★★ 17:30 (英)4月失業率 4.6% 4.6%
★★ 17:30 (英)4月失業保険申請件数(前月比) -3,000件 -7,000件
★★ 21:30 (EU)Q1GDP<改定値> -0.1% -0.6%
★★★ 18:30 (英)BOE四半期インフレレポート公表
★★ 21:30 (米)5月NY連銀製造業景気指数 +4.00 +3.05
★★ 21:30 (米)4月PPI(前年比) 0.80% 1.10%
22:00 (米)3月対米証券投資(ネット長期TICフロー) +310億ドル -178億ドル
22:15 (米)4月鉱工業生産指数(前月比) -0.2% +0.4%
23:00 (米)5月NAHB住宅市場指数 43 42
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します