昨日(5月13日)の動向

月曜日のオープンと同時に、先週からの流れを引き継ぎドルが買われる展開となりました。アメリカ景気回復への期待や、G7での円安容認姿勢との見方から、東京時間序盤に、あっさりとおよそ4年7か月ぶりの102円をつけました。その後は利益確定からか、ロンドン時間にかけて101.50近辺まで売られる形となりましたが、ロンドン時間に入ると再びドルが買われ、米国の小売売上高が良い結果となったことから102円を再度つけに行きました。しかし、102円近辺に来ると売り圧力も見られ、その後は、何度かトライする動きを見せるものの、102円から一気に次のレベルへ向かう勢いは出ず、101.80-90で小幅に動く展開となりました。

5月13日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.783 102.161 101.512 101.786
ユーロ/円 132.04 132.395 131.578 132.062
豪ドル/円 101.852 102.031 101.185 101.293

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年5月14日)の展望

【米ドル/円】

102円をつけた後の下落から、何度か102円にトライする動きが続きそうです。102円をしっかりと抜けてくれば、もう一段上のレンジ(102.00-102.50)にて推移しそうです。102円近辺で利食い売りも見られますが、押し目買いの展開となりそうです。日中は日経平均株価にも注目し取引をしたいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.30 102.80 101.50 101.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ECB理事会メンバーのビスコ・イタリア中銀総裁が、ユーロ圏支援に向けて預金金利(ECBの中銀預金金利)をマイナスに引き下げる可能性を口にしたことから、今後も対ドルでは上昇しにくい展開が続き、ドルに資金が流れそうです。円安基調のため、対円では上昇の可能性が大いにありますが、対ドルの動きをしっかりと把握することが大切になりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 132.40 133.00 131.50 131.20

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

円安基調に加え、オセアニア地域での雇用の回復が評価され、オーストラリアとニュージーランドは安定した動きが続いています。大きく下落するリスクは今のところ見られず、金利問題が再燃するまでは押し目買いの展開となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 102.00 102.60 100.70 100.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年5月14日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年5月14日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
15:00 (独)4月CPI<確定値>(前年比) 1.2% 1.2%
15:00 (日)4月工作機械受注<速報値>(前年比) N/A -21.5%
15:00 (米)プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
18:00 (欧)3月鉱工業生産指数(前月比) 0.40% 0.30%
18:00 (欧)5月ZEW景況感調査 +27.3 +24.9
★★ 18:00 (独)5月ZEW景況感調査 +38.0 +36.3
21:30 (米)4月輸入物価指数(前月比) -0.5% -0.5%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します