1988(昭和63)年8月23日
米スーパー301条成立、貿易問題に強硬姿勢
1988(昭和63)年8月23日、不公正貿易国に対する徹底交渉と制裁を柱とする法律「スーパー301条」が成立しました。この法律はトランプ政権下でも、貿易問題をめぐる強硬姿勢の根拠とされています。
この法律の名称は、不公正貿易の是正を目指した、1974年通商法の第301条の強化版という意味です。スーパー301条は不公正貿易国を特定して交渉し、成果を得られなければ関税引き上げなどの報復措置を実行することを定めています。
当時の米国は巨額の貿易赤字が続いたため、米国との貿易で膨大な黒字が続いていた日本を狙い撃ちする法律と報じられました。当初は1990年までの特別条項でしたが、1994年に当時のクリントン大統領がこれを復活させました。
スーパー301条はトランプ大統領の就任で再び注目されています。知的財産権侵害を理由に中国製品への制裁関税導入を発表しましたが、この根拠がスーパー301条です。
1988年8月23日の日経平均株価終値は
27,919円95銭
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