昨日(2月19日)の動向
東京市場では、麻生財務相による外債購入否定発言、不動産規制の噂による上海株の大幅下落からリスク回避の姿勢が強まり、円が強含む展開となったものの、欧米市場に入ると、欧米株価の上昇や2月のドイツZEW景況感指数が48.2と市場予想である31.5を大きく上回ったことから、ユーロを中心に持ち直し、ほぼ前日の終値と変わらない水準で取引を終了しました。一方、英ポンドは英国債格下げの噂から、終始軟調に推移しました。
2月19日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 93.920 | 93.957 | 93.292 | 93.548 |
ユーロ/円 | 125.409 | 125.454 | 124.552 | 125.279 |
豪ドル/円 | 96.787 | 96.941 | 96.471 | 96.875 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2月20日)の展望
【米ドル/円】
日本の貿易収支が過去最大である1兆6294億円の赤字となった事から、長期的には円安トレンド継続の可能性があるものの、短期的には93円90銭から94円40銭にかけては輸出の売りが多く並んでいるため、上値は重そうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 93.90 | 94.20 | 93.20 | 92.90 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ECBのアスムセン専務理事は「第1・四半期の指標は一段と力強く、ユーロ圏は明るい兆候が見える」と述べている通り、125円をサポートにしながら、大きな下落の可能性は低い展開が続きそうです。格下げのうわさも高まっている英ポンドの動向も意識したいところです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 125.60 | 126.10 | 124.70 | 124.20 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
世界経済の見通しが改善され、アジアの株式市場が伸びていることを背景に、オセアニア通貨も上昇基調にあります。97円をしっかりとこなすことができれば、さらなる上昇が続きそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 97.10 | 97.30 | 96.60 | 96.30 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 11:00 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2月20日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 16:00 | (独)1月PPI(前年比) | +1.2% | +1.5% |
★ | 16:00 | (独)1月CPI<確報値>(前年比) | +1.7% | +1.7% |
★★ | 17:00 | (南ア)1月CPI(前年比) | +5.7% | +5.7% |
★★★ | 18:30 | (英)英中銀MPC議事録公表(2月6・7日分) | - | - |
★★★ | 18:30 | (英)1月失業率 | 4.8% | 4.8% |
★★ | 22:30 | (米)1月住宅着工件数(季調済・年率) | 92.0万件 | 95.4万件 |
★★ | 22:30 | (米)1月建設許可件数(季調済・年率) | 92.0万件 | 90.3万件 |
★★ | 22:30 | (米)1月PPI(前年比) | +1.7% | +2.0% |
★★ | 22:30 | (米)1月PPIコア(除食品・エネ)(前年比) | +1.5% | +1.3% |
★★★ | 4:00 | (米)FOMC議事録公表(1月29日・30日分) | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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