昨日(2013年2月18日)の動向
週末のG20声明では円安批判に関する表現が盛り込まれず、東京市場朝方からドル/円は94円台を回復しました。その後、安倍首相がデフレ脱却には外債購入も検討していく可能性があると発言したことで、ドル/円は一時94.214と本日高値を付ける動きとなりました。一方、海外市場に入ると先週末の円売りに対する短期筋の利食いの玉が持ち込まれ、ドル円は一時93.714まで値を下げましたが、ショートカバーから94円ちょうどレベルまで持ち直しました。その後は米国市場が祝日で休場のため、マーケットは小動きでの推移となりました。
2013年2月18日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 93.681 | 94.214 | 93.679 | 93.956 |
ユーロ/円 | 125.054 | 125.892 | 125.002 | 125.442 |
豪ドル/円 | 96.382 | 96.912 | 96.382 | 96.818 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年2月19日)の展望
【米ドル/円】
米祝日明けの影響を注視したいところです。G20声明を受け、円安トレンド継続との見方が引き続き優勢ですが、米債償還や決算に向けたレパトリの円買い需要で92円を割り込むようだと下値拡大との声も聞かれます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 94.20 | 94.60 | 93.60 | 92.80 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
引き続きユーロ圏経済指標と要人発言に注視が必要です。ECBによる為替介入の可能性や、実体経済リスクに関する発言等には注意したいところです。ユーロ/円は現状125円台は居心地がいいように見えます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 125.60 | 126.00 | 124.80 | 124.20 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
RBAによる追加金融緩和の思惑や利下げ観測が台頭。一方で資源輸出の回復基調から底堅さも見受けられます。サポートラインの95円を背に上昇が維持できるかに注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 97.10 | 97.60 | 96.40 | 95.80 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年2月19日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年2月19日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 19:00 | (独)2月ZEW景況感調査 | +35.0 | +31.5 |
★★ | 19:00 | (欧)2月ZEW景況感調査 | - | +31.2 |
★ | 22:30 | (カナダ)12月卸売売上高(前月比) | -0.4% | +0.7% |
★ | 24:00 | (米)2月NAHB住宅市場指数 | 48 | 47 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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