2024年6月の保有額:59万5,157円
保有投資信託の6月の運用益÷前月末残高の月間騰落率は+9.17%となり、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの+5.67%を大幅に上回りました。連載開始からのトータルリターンは+106.45%で、e MAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の+59.66%を大きくアウトパフォームしています。
6月は大型グロース株が好調でした。ただし、下旬はエヌビディア(NVDA)などの半導体株が大きく下落し、米国大統領選挙までのどこかで、一度は調整がある雰囲気となっています。
なお、S&P500種指数が6月末までに+10%以上だと、7~12月は1950年以降、23回中19回上昇しています。平均+7.7%/中央値+9.8%と堅調です。
また、S&P500が6月末時点で史上最高値更新が20回以上だと、下期は過去15回中12回上昇です。リターンは平均+5.7%/中央値+9.6%であり、下半期も大局的には上昇を期待できると考えます。
しかし、大統領選挙年は9~10月が軟調な傾向なので、その点は注意しましょう。
2024年6月時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!
グロース系ファンドを増やし、利益増!
6月は中国株の値動きが重くなってきたことから、危険回避のために香港ハンセン指数ファンドを売却しました。また、一部レバレッジ投信・バリュー投信を売却し、S&P500、半導体、メガテック株関連の投信を購入し、ポートフォリオを微調整しています。
6月はグロース株が堅調で好パフォーマンスでした。また、米国ハイテク関連株は7月も好成績の傾向です。例えば、米国株ETF(上場投資信託)「テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンド(XLK)」は、過去15年は勝率100%で平均+4.6%です。
ただし、米国大統領選で、現職大統領の政党が敗北する場合、9~10月は波乱が生じる可能性があるので、調整に注意する予定です。
2024年6月時点の、エリア別ポートフォリオを解説!
全米のファンドに寄せて利益増!
6月は米国株ならびに世界株投信を購入しました。S&P500のEPS(1株当たり利益)コンセンサスでは、第2四半期のEPS成長率は、2021年以来の高水準になることが予想されています。米国以外の地域は不安定要素が多いため、当面は米国一強が続くと想定しています。
AIブームのど真ん中銘柄はこれまで高パフォーマンスですが、ハイテク関連は値動きが荒いのが特徴。できるだけリスクを抑えたい場合は、米国の株式に広く投資している「楽天・S&P500インデックス・ファンド」を入れて調整するのも手です。
2024年6月の保有投資信託~騰落率ベスト10
2024年6月1~31日までに、新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)成長投資枠で購入できるもの、NISAつみたて投資枠で購入できるもの、[iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)]で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考ください!
*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。
1位:iFreeレバレッジ FANG+
騰落率:18.68%
どんなファンド?:米国株のレバレッジ投信で、組入銘柄は、アップル、Amazon.com、メタ・プラットフォームズ(Facebook・Instagramなど)、アルファベット(Google・YouTubeなど)、ネットフリックス、エヌビディア、テスラ、マイクロソフト、ブロードコム、スノーフレイク(データクラウドなど)です。
まつのすけコメント:日々の値動きがNYSE FANG+指数の2倍を目指す投信で、為替ヘッジがあります。ドル/円の値動きは無関係ですが、日米の短期金利差のコストが発生します。ハイリスク・ハイリターンの投資信託なので、基本的には積み立てではなく、短期投資に向いています。
2位:米国大型テクノロジー株式 ファンド(マグニフィセント・セブン)[NISA成長投資枠]
騰落率:13.33%
どんなファンド?:米国を代表する大型テクノロジー株式7銘柄に集中投資する投資信託です。組入銘柄は、エヌビディア、アルファベット、アップル、テスラ、マイクロソフト、Amazon.com、メタ・プラットフォームズです。
まつのすけコメント:組入銘柄が少数の特化型運用を行う投信です。為替ヘッジはありません。いわゆるマグニフィセント・セブン(M7)への集中投資が可能です。なお、投資先は固定ではなく、対象銘柄は変更される場合があります。
3位:一歩先いく US テック・トップ20インデックス[NISA成長投資枠]
騰落率:13.14%
どんなファンド?:米国株のインデックス投信で、組入上位銘柄は、エヌビディア、Amazon.com、ブロードコム、マイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、アップル、テスラ、イントゥイット、PDDホールディングスです。
まつのすけコメント:FactSet US Tech Top 20指数(配当込み、円ベース)に連動する投信です。為替ヘッジはありません。新たな技術やサービスの提供を行い、技術発展において世界をリードし続ける米国のテクノロジー産業の20銘柄で構成されています。ナスダック総合指数の大型株に集中投資することが可能です。
4位:iFreeNEXT FANG+インデックス[NISAつみたて投資][NISA成長投資枠]
騰落率:12.70%
どんなファンド?:米国株のインデックス投信で、組入銘柄は、1位の「iFreeレバレッジ FANG+」と同じです。
まつのすけコメント:日々の値動きがNYSE FANG+指数と連動する投信で、為替ヘッジはありません。世界トップクラスのビッグテック米国企業の10銘柄で構成された株価指数で、大型ハイテク株への厳選投資が可能です。
5位:楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス)
騰落率:12.60%
どんなファンド?:米国株のレバレッジ投信で、組入上位銘柄は、マイクロソフト、アップル、エヌビディア、Amazon.com、ブロードコム、メタ・プラットフォームズ、アルファベット、テスラです。
まつのすけコメント:日々の値動きがNASDAQ-100指数(米ドルベース)の2倍となることを目指す投信で、為替ヘッジがあります。レバレッジ型投信は上昇相場では大きく上昇しますが、下落局面では大きく下落します。また、ボックス相場では不利な点に注意が必要です。
6位以下はこちら
6位:Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)[NISA成長投資枠]
7位:野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)[NISA成長投資枠]
8位:ニッセイAI関連株式ファンド(為替ヘッジなし)(AI革命:為替ヘッジなし)[NISA成長投資枠]
9位:楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド(楽天・NASDAQ-100)[NISA成長投資枠]
10位:netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)[NISA成長投資枠]
まつのすけ、今月の注目銘柄!
Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)[NISA成長投資枠]
どんなファンド?:S&P500トップ10指数(税引後配当込み、円換算ベース)に連動する投資信託です。原則として為替ヘッジはなく、円安になるとプラス、円高はマイナスの影響があります。
組入銘柄は、マイクロソフト、アップル、エヌビディア、Amazon.com、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、バークシャー・ハサウェイ、テスラ、ユナイテッドヘルス・グループ、ジョンソン&ジョンソン、ケンビューです。
注目ポイント!:S&P500の時価総額上位10社の株式に集中投資する投信で、信託報酬は年0.10725%(税込)です。
浮動株調整後の時価総額の加重平均です。原則として毎年6月に構成銘柄が見直されて、構成比率が年4回リバランスされます。
なお、1社で複数のクラス上場、分離・独立などの理由から、構成銘柄数が10を超えることがあります。
類似投信と比較すると、金融・消費財コングロマリット、ヘルスケア、医薬品、衛生日用品などの企業が入っているのが特徴です。
メガテックだけではなく、業種を分散させたい場合は選択肢となります。ただし、AIバブルのような相場では、マグニフィセント7やFANG+に劣後する可能性があります。
まつのすけ、今月のがっかり
6月は保有している投資信託で好調な銘柄が多く、全世界株指数やS&P500をアウトパフォームできました。
しかし、中旬からの半導体関連投信で、大幅反落が直撃してしまいました。移動平均線からの乖離(かいり)率が跳ね上がり、過熱感は否めなかったので、一部スイッチングも選択肢だったかもしれません。
大統領選挙のサイクルでは9~10月は軟調なことが多いので、その下げはうまく回避したいと考えております。
6月のポイ活実績:2万6,608ポイント
楽天モバイルユーザーは、「Rakuten Link」というスマホアプリを利用できます。Rakuten Linkアプリからの発信だと、通話料が無料でパワフルです。
また、Rakuten LinkにはSuper Point Screenの機能があり、広告を閲覧してタップすることで、楽天ポイントを獲得できます。月数十~百数十ポイントを得られるのでお得です。
楽天モバイルは月3GB(うち2GBは海外もOK)まで税込1,078円(家族割なら税込968円)とリーズナブルで、便利でオトクなRakuten Linkアプリも利用できます。
SPUで楽天市場が+4倍の特典もあり、個人的にはメイン回線へと昇華しつつあります。
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