昨日(1月29日)の動向

全体的に、本日30日に予定されているFOMCと、今週末に予定されている米雇用統計待ちの動きは見られるものの、1月の米消費者信頼感指数は予想64に対し58.6(前回から8.1ポイントダウン)となり大幅に下回った結果となったことから、ジリジリと円安が進みました。米消費者信頼感指数は3ヵ月連続の低下で、過去1年間の最低水準まで落ち込んでいます。
ユーロは、ECB(欧州中央銀行)に銀行が返済を予定している長期資金の額が予想を上回り、楽観視が広まったことから上昇し、ユーロ/ドルで約1年2ヵ月ぶりの高値を付けました。対円でも122円後半を意識した動きとなりました。
NYダウは米企業の好決算からリーマン危機後の戻り高値を更新しております。

1月29日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 90.749 91.018 90.330 90.706
ユーロ/円 122.110 122.560 121.623 122.149
豪ドル/円 94.524 95.005 94.191 95.007

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年1月30日)の展望

【米ドル/円】

FOMCの結果は日本時間31日の4時15分に予定されていることから、様子見ムードが続きそうで、じりじりと円安が続く展開となりそうです。
噂ではQEの拡大が年内終了との見方も出ておりますが、今回は政策の変更はなく、サプライズもなさそうです。
今回はバーナンキFRB議長の会見は予定されておりません。
また、ADP雇用統計、第4四半期GDP・速報値も発表予定となっています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 91.50 91.80 90.10 89.70

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

対ドルで高値を付けてから上値が重い展開となりそうです。しかし、最悪期を脱した感じから下値は切り上げてきているので、よほどのサプライズが発表されない限り、大きな下落につながることは少ないと思われます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 123.00 123.20 121.20 121.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

95円をしっかりキープできるかがカギとなりそうです。日足でみると、95.01~95.10近辺で頭を押さえられている動きが続いています。
ここを抜ければ。95.50を狙う動きとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 95.10 95.50 94.20 93.70

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年1月30日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年1月30日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
18:30 英 12月 消費者信用残高 2億 1億
19:00 ユーロ 1月 消費者信頼感・確報 -23.9 -23.9
★★ 22:15 米 1月 ADP雇用統計 +16.5万人 +21.5万人
★★★ 22:30 米 第4四半期GDP・速報値 +1.1% +3.1%
★★★ 4:15 米 FOMC政策金利発表 0.00-0.25% 0.00-0.25%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します