円売り継続もドルの高値警戒

昨日（1月25日）の動向

先週金曜日のドル円相場は、アジア時間は材料難から90円台半ばで小動きとなる中、日銀によるさらなる金融緩和期待から下値がサポートされる展開となりました。その後欧米市場では、ECBのLTRO返済額が予想を大きく上回ったことからユーロが対ドル、対円で大きく上昇する動きに連れて、ドル円は91円台へと上値を拡大する展開となりました。

1月25日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	90.335	91.195	90.281	90.891
ユーロ/円	120.805	122.794	120.663	122.279
豪ドル/円	94.376	95.086	94.328	94.760

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2013年1月28日）の展望

【米ドル/円】

朝方91円台での取引がありましたが、利食いのドル売りに上値が抑えられる動きとなっています。市場では日本の金融緩和に対して、米国が金融引き締めに転ずるようであれば、日米金利差拡大からドル買いとの見方があるようです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	91.20	91.50	90.30	89.70

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

金利及び株価の上昇からユーロ円は上値を123円近辺まで拡大する動きとなりましたが、目先は利食いのユーロ売りに上値が抑えられています。上昇スピードが速いことから時間をかけて値幅を調整するとの見方もあるようですが、基本的な円安の流れは変わらないとの声が優勢のようです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	123.00	123.50	122.00	121.40

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

ユーロ円の上昇に連れた動きですが、95円台の前半がレジスタンスとして機能しているようです。目先調整のリスクもありますが押し目では買い遅れた筋からの豪ドル買い需要もあることから下値は限定的との見方のようです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	95.10	95.50	94.30	93.70

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年1月28日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2013年1月28日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	22:30	米　12月　耐久財受注	2.0％	0.7％
★★	0:00	米　12月　中古住宅販売	0.1％	1.7％

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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