ポジション調整から円買戻し

昨日（1月15日）の動向

甘利経済再生担当相の「円安は国民生活にマイナスの影響も」とのコメントを材料に円ショートの利食いからドルの上値が重く、89円台半ばから88円台半ばへ1円程度下落する動きとなりました。欧米市場でもドルの上値は重く、88.50を抜けるとストップロスを巻き込み88.30レベルまで下値を拡大する動きとなりましたが、このレベルでは買い遅れた筋からのドル買いや、米小売売上高が好調だったことなどから88円台後半へ上昇してクローズとなりました。

1月15日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	89.541	89.626	88.290	88.755
ユーロ/円	119.823	119.978	117.592	118.088
豪ドル/円	94.577	94.637	93.104	93.762

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2013年1月16日）の展望

【米ドル/円】

高値警戒感もではじめておりポジション調整優勢の相場展開との見方のようです。上値は89円台前半がレジスタンス、88円を割り込むと下値拡大との声もあり注意が必要です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	89.10	89.50	88.30	88.00

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ユンケル議長が「ユーロは危険なほど高い」と発言したことから対円、対ドルで下値を拡大する動きとなっています。対円ではドル円と同様に高値警戒感もあり、戻り売りとの見方のようです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	118.00	118.50	117.00	116.30

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

ドル円、ユーロ円に連れて上値の重い展開のようです。チャート的には93円台後半がレジスタンス。93円を割り込むようだと下値拡大との指摘もあり注意が必要です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	93.90	94.30	93.10	92.80

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年1月16日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2013年1月16日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	22:30	米　消費者物価指数	-0.3％	0.0％
★★	23:15	米　鉱工業生産	1.1％	0.3％

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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