今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは157.30円
↓下値メドは156.70円
日本利上げ:日銀「米国のような利上げは考えていない」
米リセッション:米国の州の2/5がすでに「景気後退」状態
インフレ輸出:景気刺激策として製造業を振興する中国の動きが米国のインフレ率に大きな上昇圧力となり、利下げを遅らせる可能性があるーNY連銀
米財政赤字:赤字額よりもスピードの方が問題。米国の二極化が財政赤字の抑制を難しくする
米利下げ:FOMCは「四半期に1回の利下げペース」が妥当と考えている
前日の市況
6月10日(月曜)のドル/円相場は前日比0.27円の「円安」。
2024年116営業日目は156.72円からスタート。この日の安値は東京時間朝の156.71円で下値は堅かった。一方高値も、昼過ぎの157.20円までと限定的。終値は157.03円。24時間のレンジ幅は0.48円。
12日(水)は、米CPI(消費者物価指数)の発表があり、その5時間半後にFOMC(米連邦公開市場委員会)が政策金利を発表する。CPIの結果がFOMCメンバーの政策判断に影響を与える可能性が高い。マーケットもそれまでは静かにしているしかないようだ。
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5月雇用統計の非農業部門雇用者数の驚くべき強さから考えると、今週公表されるドットチャート(FOMCメンバーによる政策金利の見通しの散布図)で、今年3回の利下げを維持する確率はほぼゼロになったようだ。最新のドットチャートの中央値では、利下げ見通しが1回または2回に減るとの予想だ。
マーケットは2回の利下げをまだかなり織り込んでいる。見通しが1回に減っていた場合には、ドル高方向のリスクが強まるだろう。もっとも、FOMCと同日に発表される米5月CPI(消費者物価指数)は、ガソリン価格下落の影響で、前月比0.15%(前回0.3%)に大きく低下する予想だ。CPIの弱さが雇用統計の強さの影響を薄めて、全体として中立だという見方になれば、逆にドル安方向のリスクが強まるかもしれない。
主要指標 終値
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今日の為替ウォーキング
今日の一言
全ての人間の心臓はいつか止まるもの。だから僕は時間を無駄にしたくない。 - ニール・アームストロング(宇宙飛行士)
Tubthumping
米国のインフレ率は 2022年6月に9.1%まで上昇してピークをつけたあと、2023年6月には3.0%に落ち着き、その後は足踏み状態が続いていた。インフレ率の高止まりが続くならば今年の利下げは中止、再利上げもありえると懸念されるなかで、先月発表された4月のCPI(消費者物価指数)は、前年比3.4%上昇と、伸びは3カ月ぶりに前月から鈍化した。前月比では0.3%上昇で、予想の0.4%上昇を下回った。エネルギーと食品を除くコア指数の上昇率は、前年同月比3.6%で、3月の3.8%から減速した。前月比では0.3%上昇し、6カ月ぶりに鈍化した。
昨年末から続いてきた、CPIの結果が予想よりも高くなる「アップサイド・サプライズ」のパターンがようやく崩れた。インフレ終息までの道のりはまだ長いとしても、少なくとも「正しい方向」へ向かって進みはじめたことは、FRB(米連邦準備制度理事会)にとって良いニュースとなった。
一方で悪いニュースは、CPIの構成要素であるOER(所有者居住相当家賃)の4月は前月比0.35%増と、減速ペースとしては2021年以降で最も遅かったことだ。OERは住宅コストを反映する重要な指標で、CPIにおける住居費の大部分を占める。パウエルFRB議長をはじめとするFOMCメンバーは、最近のインフレ傾向に失望を表明しているが、OER低下に進展が見られないことが大きな理由であった可能性が高い。
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今週の注目経済指標
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今日の重要ブレークアウトレベル
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タイムゾーン 分析
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