1990(平成2)年6月12日

ロシア連邦共和国が主権宣言

 

 1990(平成2)年6月12日、ソビエト連邦内のロシア連邦共和国が主権宣言を行いました。その後1991年12月にソ連共産党が解散。同月25日にはソ連大統領ミハイル・ゴルバチョフ氏の辞任によりソ連は解体。1917年のロシア革命後に誕生したソビエト連邦は69年の歴史を閉じました。

 それを受けて連邦を構成していた共和国が主権国家として独立しました。アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、エストニア、ジョージア、カザフスタン、キルギス、ラトビア、リトアニア、モルドバ、ロシア、タジキスタン、トルクメニスタン、ウクライナ、ウズベキスタンの、15の独立国家が誕生しました。

 ソ連は1920年代よりスターリンの独裁かつ恐怖政治の体制下にありました。強力な中央集権国家をめざすために国民の行動を徹底管理し、また米国との軍拡競争の拡大は国家財政を疲弊させていきます。

 その危機的状況に陥った経済を立て直すために登場したのがミハイル・ゴルバチョフ大統領です。ゴルバチョフ氏の改革であるグラチノス、ペレストロイカはスターリン時代の規制の撤廃でもありました。

 しかし自由な発言と活動を許されたソ連の構成国は独立を宣言、ゴルバチョフ氏はついにソ連の崩壊を公表することになりました。

 

1990年6月12日の日経平均株価終値は

32,322円31銭

ライター: FIX JAPAN 前沢ともあき