今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは154.70円
↓下値メドは153.30円
不動産不況:労働形態や消費習慣の変化で一部の商業不動産は不良資産化
データ依存:経済データを過度に重視する中央銀行は必要な利下げが遅れる可能性
ECB:シュナーベル理事:中立金利:政府債務が中立金利押し上げる。利下げは慎重に
英利下げ:ディングラMPC委員、利下げ支持「BOEは英経済のダウンサイドリスクを過小評価」
不可解:FRB「強い労働市場とインフレ下落がなぜ同時進行しているか不明だ」
前日の市況
4月15日(月曜)のドル/円相場は前日比0.98円の「円安」。
2024年76営業日目のドル/円は153.07円からスタートした。週明けの東京市場はリスクオフが一時的にやわらいだ安心感から円安が再開。安値は始値と同水準の153.07円で、東京時間朝から全く下がらなかった。
NY市場では、米国の3月小売売上高の予想を上回る結果を受けて34年ぶりの154円台にのせ、さらに夜遅くには154.45円まで上値を伸ばした。イスラエルがイランに対抗措置を検討しているとの報道でリスクオフが強まり一時153円台に下げる場面もあったがすぐに戻して、終値は154.27円。24時間のレンジ幅は1.37円。
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イスラエル国防相がイランの攻撃に対抗措置を検討していると発言し、これに対しイラン外相が、イスラエルが報復すれば迅速に対応すると述べなど、NY市場では再びリスクオフが強まった。
NY株式市場でダウ平均株価は6日続落して 1月18日以来約3カ月ぶりの安値をつけた。米国の3月小売売上高が予想を大きく上回ったことに反応して米10年債利回りが4.6%台まで強含んだことや、テスラが世界の従業員の1割以上をリストラするとのニュースが売りにつながった。恐怖指数VIXは19.4まで上昇して危険レベルと言われる20.0に接近した。マーケットで再びリスクオフが強まるなかで金先物価格は大きく反発上昇した。
今日は、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言が予定されているパウエル議長は、米経済データが強いと認めながらも、年内の利下げ方針は変わらない考えを示すとみられる。
主要指標 終値
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今日の為替ウォーキング
今日の一言
損失の痛みに負けたら、ゲームには勝てない
I Want To Break Free
FRBは、1970年代に金融引き締めを途中であきらめてしまったためにインフレの再暴走を許したというトラウマを持っている。そのためFRBは、経済成長率が顕著に鈍化したと確認できないかぎり金融緩和に踏み切れないでいるのだ。
米国経済は、経済データから明らかなように、FRBの金融引き締めにもかかわらず、予想よりはるかに好調だ。この背景には、米個人消費の予想以上の強さがある。これは、失業の不安が少なく給料が順調に増えているからで、将来に備えてコツコツ貯金するより、今パーッと買い物をして楽もうとすることが消費拡大につながっている。
しかし、それはあくまでも表面のことで、実際は支出が前倒しされているだけのことだ。今年後半には、これまでの反動で急激な消費の落ち込みが発生する潜在的リスクがある。
米国の経済データが強ければ強いほど、皮肉なことにマーケットはハードランディングの確率を高める。FRBが景気抑制のためにさらに強い手段に訴えることで、米経済の墜落事故の可能性が高まるからだ。
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今週の注目経済指標
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今日の注目テクニカルレベル
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タイムゾーン 分析
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