昨日(2012年10月08日)の動向
先週金曜日に発表された米雇用統計は、非農業部門雇用者数がほぼ市場予想通りの11.4万人増、失業率は7.8%へ大幅低下と総じて良好な内容だったことから、ドル円・クロス円ともに上昇しました。
もっとも、NY時間にかけて米株価の反落や金鉱山ストライキの拡大を嫌気して南アフリカランド/円が大幅に下落すると、豪ドルなど他の資源国・高金利通貨も連れて下落する展開となりました。
昨日は、日米休場のため市場参加者は少なかったものの、国慶節休暇明けの中国株、欧州株価の軟調推移を背景にユーロ/円や南アフリカランド/円などのクロス円が大幅続落。
ドル/円もクロス円の下落に連れ安となり、一時は米雇用統計発表前の水準を下回る78円10銭付近に下落しました。
2012年10月08日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 78.655 | 78.755 | 78.071 | 78.306 |
ユーロ/円 | 102.437 | 102.490 | 101.106 | 101.545 |
豪ドル/円 | 79.953 | 80.067 | 79.399 | 79.805 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(10月09日)の展望
【米ドル/円】
先週末から、豪ドル/円、南アランド/円などの資源国通貨の下落に連れた円買いが本日も続くかどうかにかかってくると思われます。
特段の理由もないポジション調整の意味合いも強いと思われ、この円買いが78円台で止まるようですと、再度78円台後半に持ち直す展開になる可能性が強いと思われます。
予想レンジ78.00-78.90
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 78.70 | 79.10 | 78.00 | 77.70 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
本日は、EU財務相会合とメルケルドイツ首相のギリシャ訪問に注目が集まっています。
ただ、メルケル首相のギリシャ訪問は、単なる政治的象徴に終わり、実質的な成果が生み出されることなく終わると思われており、失望のユーロ売りに注意が必要です。
予想レンジ100.80-102.00
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 102.33 | 103.10 | 101.00 | 100.40 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
南アフリカの国内ストライキ拡大を受け、同じ資源国、高金利通貨であるため、79円台ミドルまで下落しましたが、個人投資家レベルからの押し目買いは強く、80円を挟んだ展開になると思われます。
引き続き株価の動向に注意しながらの動きになりそうです。
予想レンジ79.50-80.30
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 80.10 | 80.44 | 79.10 | 79.40 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(10月09日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 17:30 | (英)8月鉱工業生産指数 | +2.9% | -0.5% |
★ | 21:15 | (カナダ)9月住宅着工件数 季調済 | 22.49万件 | 20.50万件 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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