昨日(2012年10月3日)の動向

昨日は、米ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことで、米ドル円は78.579レベルまで上昇し、先月の日銀政策決定会合での金融緩和のレベルまで持ち直しました。
アジア時間は、中国非製造業PMIと豪貿易収支が市場予想を下回る結果に、豪ドル売りに拍車79.72レベルまで下落しました。
欧米時間には、米経済指標の好結果を受け米ドル円は素直に上昇し、弱含んでいました、豪ドルも一服しましたが、原油安で株価も伸び悩み、本格的なリスクオンとはならず、ユーロ、豪ドルの上値を抑える形となりました。

2012年10月3日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 78.158 78.579 78.116 78.486
ユーロ/円 100.936 101.454 100.698 101.276
豪ドル/円 80.216 80.316 79.720 80.175

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(10月4日)の展望

【米ドル/円】

本日はFOMC議事録の発表があり、QE3では月間400億ドルのMBS購入、ツイストオペの月間450億ドル、合計850億ドルのバランスシート拡大が決まりましたが、それ以上のバランスシート拡大が議論され支持されたかに注目が集まっているようです。
その場合は、長期債利回り低下につながり米ドル/円の下落要因となる可能性もあります。

予想レンジ78.10-78.80

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 78.60 78.80 78.20 77.90

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

本日はECB理事会があり、政策金利は現状維持と予想されていますが、年内までに0.25%の利下げが予想されております。市場の予想では11月に利下げ実施と予想されていますが、サプライズには注意したいです。

予想レンジ100.30-101.80

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 101.60 101.90 100.80 100.40

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

先日の0.25%の利下げと、中国景気減速懸念を受けて、豪ドル/円は下落基調が続いています。
80円割れレベルでは、個人投資家からの買い意欲も強く、本日発表されます、小売売上高が市場予想を上回るようですと、80円後半までの上昇も期待されます。

予想レンジ79.50-80.80

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 80.40 80.60 79.80 79.40

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日  11:00 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(10月4日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 20:00 (英)BOE政策金利 0.50% 0.50%
★★★ 20:45 (欧)ECB政策金利 0.75% 0.75%
★★★ 21:30 (欧)ドラギECB総裁記者会見
★★ 21:30 (米)新規失業保険申請件数 37.0万件 35.9万件
23:00 (米)9月Ivey購買部協会指数 -5.9% +2.8%
23:00 (カナダ)8月製造業受注指数  59.4 62.5
★★★ 27:00 (米)FOMC議事録公表
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します