昨日(2012年09月20日)の動向

アジア時間に発表された中国PMIは、47.8%と前月(47.6%)より上昇したものの、景気判断の分岐点である50.0%を下回る内容となった事を受け、相関性の高い豪ドル円主導でクロス円が大幅下落。 
また、アジア株の軟調推移、米国の原油在庫増加による資源相場の下落も投資家のリスク回避姿勢を強めました。 
 
欧米時間に入っても、新規失業保険申請件数が予想よりも弱い内容となったことが短期筋の売りを誘い、ドル円は78円02銭、ユーロ円は100円92銭と日中安値を更新しました。 
ただ、その後は米フィラデルフィア連銀製造業景況指数が-1.9と市場予想を上回ったことを受け、米国株が上昇に転じると買い戻しが入り、小幅に持ち直す展開となりました。   

2012年09月20日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 78.370 78.455 78.021 78.251
ユーロ/円 102.239 102.377 100.922 101.457
豪ドル/円 82.098 82.118 80.944 81.638

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(09月21日)の展望

【米ドル/円】

本日は、週末に加え主だった指標発表も無く、ポジション調整主体の動きとなりそうです。昨日の売り主体は、海外ヘッジファンドで77円90銭に控えるストップロスを狙ったものの、78円の大口買いにはね返される形となりました。  
 
予想レンジ77.70-78.80 

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 78.60 78.90 78.00 77.70

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ポジション調整主体の動きが予想されますが、昨日の下落で101円後半に位置する200日移動平均線を割り込んできており、さらなる下押しには注意が必要です。 
 
予想レンジ100.50-102.50 

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 102.10 102.40 100.90 100.60

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

中国経済の先行き不透明感が高まる中、引き続き商品相場、中国株の動向に左右されそうです。 
  
予想レンジ80.50-82.50

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 82.10 82.50 81.40 80.90

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日  11:00 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(09月21日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ (カナダ) 8月CPI(前年比) +1.3% +1.3%
★★ (カナダ) 8月CPIコア(前年比) +1.7% +1.5%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します