THE S&P 500 MARKET: 2024年2月

 インフレも、フェデラル・ファンド(FF)金利も、金利コストも、消費者や政府の債務をめぐる悲観論も(あるいは政府機関の閉鎖も ―― 私たちは言葉にしている以上にこの問題を懸念しているようです)、約束されていた最高値更新の素早い実現を食い止めることは出来ませんでした。S&P500指数は2月に終値での最高値を8回更新しました(そのうちの1回が月末の5,096.27、日中の最高値は5,111.06)。前月1月には終値での最高値を6回更新していました(またダウ・ジョーンズ工業株価平均 [ダウ平均。2024年2月26日にAmazonを構成銘柄に採用し、代わりにWalgreensを除外] も終値での最高値を更新しました ―― 2月、1月、昨年12月それぞれ7回ずつ ―― 株価チャートの分析が必要ならいつでもお申し付け下さい)。S&P500指数は2月に初めて5,000の大台を突破し、この水準を上回って推移し、一時5,100を超えましたが、終値での5,100超えは先送りとなり(5,096.27で月を終え、あと一歩届きませんでした)、月間では5.17%上昇と、4カ月連続での上昇を記録しました(3カ月累計で8.61%下落した後、11月は8.92%、12月は4.42%、1月は1.59%の上昇を記録[累計21.52%上昇])。

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