2011(平成23)年3月15日
日経平均株価が1,000円以上を下げる大暴落
2011(平成23)年3月15日、一時下げ幅が1,400円に達する勢いで日経平均株価が下落、終値は1,015円安の8,605円となりました。
下落の発端は 3月11日の東日本大震災発生でした。地震発生直後、売り注文が殺到し、さらに15日に福島第一原子力発電所事故による放射線流出の危険性が報道されると、第1部上場銘柄の97%が値下がりする事態となったのです。
福島原発は、地震発生の1時間後には津波の浸水により全電源を喪失。原子炉の冷却不能の状況となり、炉心溶融(メルトダウン)が発生していましたが、当時の民主党政権、東京電力ともに住民のパニックを避ける目的でメルトダウンの報道を控えていました。
しかし、そのことがかえって憶測を呼び、各国大使館員の国外退避など、海外からの不信感につながったことも株価下落の要因となっています。
この日の株価暴落はブラックマンデー、リーマンショックに次ぐ、過去3番目の下落率となりました。
2011年3月15日の日経平均株価終値は
8,605円15銭
ライター:FIXJAPAN 前沢ともあき
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