4月株主優待 人気ランキング

順位 コード 銘柄名 優待品例 優待発生金額※1
1 6630 ヤーマン 買い物割引券 99,600
2 9603 エイチ・アイ・エス 旅行割引券など 173,600
3 2198 アイ・ケイ・ケイHD 自社特選品 76,700
4 2695 くら寿司 飲食割引券 429,000
5 3476 投資法人みらい 宿泊割引 44,150
6 2593 伊藤園 自社製品 373,600
7 2751 テンポスHD 食事券 338,500
8 7604 梅の花 飲食割引カード 102,700
9 8975 いちごオフィスリート投資法人 観戦チケット 77,900
10 8917 ファースト住建 QUOカードなど 110,200
※1 優待発生金額 =2024年3月7日終値の株価 × 優待獲得最低株数で計算した金額です。

最新の情報は、楽天証券の「株主優待検索」>>

このランキングは楽天証券で優待を保有されているお客さまの人数が2024年3月9日時点で多い順番です。
この記事は銘柄を推奨するものではありません。

売建可能数量や日歩は、楽天証券にログインいただくとご覧いただけます。
2024年3月7日時点の終値や数値を、楽天証券Webサイトから採取して記載しています。
配当利回りは、楽天証券HPの会員ログイン後の銘柄ページより採用しておりますが、市況により変動するため、必ずご自身でご確認くださいませ。

4月の株主優待銘柄は31銘柄!

 2024年4月優待株はゴールデンウイークの連休に入ってしまうため、権利付き最終日が4月25日(木)と早く、権利落ち日が4月26日(金)。土日と29日(月)の昭和の日の三連休をはさんだ4月30日(火)が権利確定日になります。

 普段より早い4月25日(木)までに優待株を購入し、翌26日(金)まで持ち越せば、株主優待の権利を取得できます。

 4月優待は、年間最小の1月優待29銘柄に次いで2番目に株が少なく、全部で31銘柄しかありません。これは10月優待と同数です。

※楽天証券 株主優待検索より

 株価が低迷している中小型株も多い4月優待株ですが、美容機器メーカーや旅行代理店、結婚式場、外食・食品メーカーなど日常生活に関連する企業が多く、魅力的な高額優待や飲食割引券・自社商品優待などがそろっています。

 今から紹介するランキング10位以内の銘柄の他にも優待投資家に人気が高い外食、総菜、食品関連の優待があるので紹介しましょう。

  • 総菜店「RF1」のロック・フィールド(4月末に200株・5年未満の保有でそうざい券1,000円分、10月末に100株以上で一律、1,000円分など)
  • ナッツ類やチョコレート菓子販売の正栄食品工業(4月・10月末に100株以上で一律、自社製品詰め合わせ。2023年4月末の実績はミックスナッツなど菓子15点)
  • 「町田商店」や「豚山」などのラーメンチェーンを展開するギフトホールディングス(4月・10月末に100株で店舗の券売機からどれでもメニュー1品・オンラインでは1,000円割引となる優待電子チケット1枚贈呈。1年以上継続保有で各2枚に)
  • 高級精肉や総菜販売の店舗・レストランを展開する柿安本店(4月末に100株で1,000円分のグループ店舗利用券。今回2024年4月末より優待再開)
  • 「椿屋珈琲」などを運営する東和フードサービス(4月末に100株で1,500円分、10月末に1,000円分の優待割引券)

新NISA資金呼び込みで優待新設→株価急騰相次ぐ!

 2024年から個別の優待株にも年間240万円(生涯の非課税保有限度額は1,200万円)を上限に非課税投資できる新NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)の成長投資枠がスタートしました。

 そのせいもあり、個人投資家に自社の株を長期保有してもらいたい上場企業が株主優待制度を新設・再開したり、少額資金からでも投資できるように株式分割を行ったりする動きが目立っています。

 2024年に入って株主優待制度を新設した企業は30社前後に及び、優待の新設で株価が急騰する銘柄が続出しています。

 コールセンター運営のビーウィズ(9216)は2024年5月末に200株(投資金額約42万4,600円)保有で「プレミアム優待倶楽部」の食品、電化製品などと交換できるポイント8,000円相当を贈呈する株主優待制度の新設を2月29日(木)に発表。翌3月1日(金)に株価が14.8%も急騰しました。

 不動産比較サイトや求人サイト・アプリを運営するニフティライフスタイル(4262)は3月末に100株保有で、Webサイト「ニフティ温泉」掲載中の対象温浴施設優待券2,000円分などを贈呈する優待制度を新設。発表直後の2024年2月19日(月)、株価は8.6%も上昇しました。

 日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新し、初の4万円台に到達して市場が楽観的になっていることもあり、好業績や増配・自社株買いなどと同様に株主優待制度の新設が株価を急騰させる起爆剤になるトレンドは今後も続きそうです。

 ただ、優待新設・再開企業は中小型株に多く、中には業績不振で株主配当は無配にもかかわらず優待品だけ豪華だったり、決算書に継続疑義注記の記載があったりする企業なども含まれます。

 優待が新設されたからという理由だけで、急上昇してしまった株を購入するのは高値つかみのリスクも高いので気をつけましょう。

 4月優待株に関しては、優待新設銘柄はありません。

 しかし、コロナ禍による業績不振で決算書に継続企業の前提に重要事象等の記載があったため、これまで「株主優待ランキング」から除外していた高級和食チェーンの梅の花(7604)をランキングに復活させています。コロナ明けの外食需要復活で業績が回復し、株価も反転上昇基調に転じていることが理由です。

 ただ、実際の投資に関する判断はあくまで自己責任で行っていただくよう、お願いいたします。

1位:ヤーマン(6630)

権利付き最終月:4月[貸借銘柄]
株価:996円(2024年3月7日終値)
配当利回り:1.31%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で5,000円分、500株以上で1万4,000円分の株主優待割引券
その他条件:自社オンラインストアで利用可。1年以上2年未満継続保有の場合、100株以上500株未満の株主には7,000円分、500株以上は1万7,000円分。2年以上5年未満の場合、100株以上500株未満は1万円分、500株以上は2万円分。5年以上の場合、100株以上500株未満は1万3,000円分、500株以上は2万3,000円分
最新情報は企業HPからご確認ください

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 4月優待株の人気No.1は美容機器メーカーのヤーマン。

 4月末に100株保有で、「ヤーマンオンラインストア」で利用できる優待割引券5,000円分が贈呈されます。保有期間に応じた優待もあり、1年以上継続保有すると割引券が7,000円分、2年以上で1万円分、5年以上だと1万3,000円分に増額されます。

 100株の投資金額は約9万9,600円と少額にもかかわらず、5,000円分の割引券が贈呈され、同社の高級美顔器やスキンケア製品の購入に利用できる高額優待として投資家からも人気です。

 同社は中国での高級美容家電の販売が成長源。中国経済の不振で前期2023年4月期は減益となり、株価も低迷しています。

 しかし、落ち込んだ中国での販売が回復軌道に乗り、国内ではムダ毛と美肌ケアが同時に行える光美容器などが好調で、今期2024年4月期は増収増益予想です。

 業績回復を反映して、横ばい圏にある株価の反転上昇に期待したいところです。

2位:エイチ・アイ・エス(9603)

権利付き最終月:4月、10月[貸借銘柄]
株価:1,736円(2024年3月7日終値)
配当利回り:ー%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で2枚、500株以上で4枚、1,000株以上で6枚の株主優待券(1,000円分)。100株以上で500円分の「ラグーナテンボス」入園割引券1枚
その他条件:株主優待券は1万2,000円以上の旅行商品で1人1枚、2万4,000円以上で1人2枚利用可。「ラグーナテンボス」入園割引券は1枚で5名まで利用可
最新情報は企業HPからご確認ください

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 第2位は海外旅行に強い旅行代理店のエイチ・アイ・エス。

 4月・10月末に100株保有で、同社の旅行商品の購入などに使える優待券2,000円分と、愛知県蒲郡市にある複合リゾート施設「ラグーナテンボス」の入園割引券500円分が贈呈されます。

 優待券は旅行代金1万2,000円ごとに1,000円券1枚(利用上限1名2枚)を利用できます。

 同社はコロナ禍で旅行需要が激減して、2022年9月末に長崎の大型リゾート施設「ハウステンボス」を香港の投資会社に売却するなど経営が悪化。最新の2023年10月期の決算短信にも継続企業の前提に関する重要事象等が存在する旨の記載があります。

 ただ、コロナ明けの旅行需要復活で今期2024年10月期は売上高が前期比39%増、営業利益が前期比6.4倍以上、最終損益も黒字転換する予想です。株主配当に関しても1株当たり10円の復配を予定しています。

 そのため、人気が高い優待株としてランキングから除外せずに掲載しました。

 しかし、コロナ禍前の2019年3月に高値4,520円をつけた株価はいまだ1,600~1,700円台前後で低空飛行を続けているため、投資には十分な注意が必要といえるでしょう。

3位:アイ・ケイ・ケイHD(2198)

権利付き最終月:4月[貸借銘柄]
株価:767円(2024年3月7日終値)
配当利回り:3.15%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で2,000円相当、500株以上で3,500円相当の自社特選品(菓子)、または1,000株以上で6,000円相当、5,000株以上で1万1,000円相当の自社特選ギフト。100株以上で食事等優待券3枚
その他条件:食事等優待券は「ラ・ロシェル」などで利用可
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 第3位は九州を地盤にゲストハウス型結婚式場などを運営するアイ・ケイ・ケイホールディングス。

 4月末に100株保有で、2,000円相当の同社特選お菓子と、レストラン食事優待券3枚が贈呈されます。

 レストラン食事優待券は東京の「ラ・ロシェル」南青山店・山王店、「キュイジーヌ フランセーズ ラ・シャンス」豊洲・富山・広島など、全国11店舗の高級フレンチレストランなどで利用可能。ランチ・ディナーが1,000~2,000円前後割り引きされるため、セレブな気分を味わえる豪華な優待として人気です。

 同社の前期2023年10月期はコロナ禍で結婚式を遅らせた待機カップル需要で増収増益。1株当たりの株主配当を14円増配の24円にするなど業績回復が鮮明です。

 今期2024年10月期も前期に開業した茨城県水戸市の式場やフォトスタジオ事業の成長が貢献して増収増益が続きそうです。

 株価もそれを好感して上昇トレンドが復活。今期の予想株主配当利回りが3.17%に達する高配当株に変身しています。

4位:くら寿司(2695)

権利付き最終月:4月[貸借銘柄]
株価:4,290円(2024年3月7日終値)
配当利回り:0.50%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で2,500円分、200株以上で5,000円分、400株以上で1万円分、1,000株以上で2万円分の優待割引券
その他条件:自社アプリに要登録・ログイン
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 第4位は回転すしチェーンのくら寿司。

 4月末に100株保有で、国内店舗で利用できる優待割引券2,500円分が電子チケットの形で贈呈されます(紙での発行にも対応)。

 優待券の電子チケット化を進めるために、昨年2023年4月末は電子チケットでの受領なら100株で倍の5,000円分の優待割引券が贈呈されていました。

 しかし、紙の割引券のニーズが高かったことから、電子チケット受領の割り増し優待は今回2024年4月末優待からは廃止。電子チケットでも紙でも2,500円分になります。

 割引券は会計の合計1,000円ごとに500円分の割引券1枚を利用できます。

 関東圏が地盤の同社は今期2024年10月期も積極的な新規出店や米国、台湾進出の成功もあって、大幅な営業増益予想。

 2024年に入ってからの株価も2021年7月高値の4,715円を目指して上昇トレンドが続いています。

 今後、海外事業の成長軌道が確かなものになれば、さらに株価が上昇してもおかしくないかもしれません。

5位:投資法人みらい(3476)

権利付き最終月:4月、10月[貸借銘柄]
株価:44,150円(2024年3月7日終値)
配当利回り:5.73%
優待発生株数:1口以上
優待内容:1株以上で自社指定ホテル宿泊割引
その他条件:割引率は施設により異なる
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 第5位は三井物産グループとイデラキャピタルがスポンサーのオフィス、商業施設が中心のJ-REIT(ジェイ・リート:国内の不動産投資信託)・投資法人みらい。

 4月・10月末に1口以上保有の投資主に一律で、同社と関係があるホテルの宿泊料金割引サービスが提供されます。

 対象となるホテルは投資主に送付される資産運用報告に同封されています。

 2023年10月末の投資主には、株式会社ミナシア運営の「ホテルウィングインターナショナル」の法人専用サイト宿泊料金12%割引などの割引サービスが贈呈されました。

 ただ、同社の優待は、「新型コロナウイルス感染症の影響が顕著なホテルを支援する制度」(同社HPより)として導入されているため、今後、優待内容などに変化が出るかもしれません。

 同社の保有物件のポートフォリオはオフィス50.7%、商業施設21.0%、ホテル18.3%となっており、投資口価格は2023年以降、1口4万2,000~4万7,000円台でほぼ横ばいが続いています。

 今後1年間の予想分配金は2024年4月期が投資口1口当たり1,150円、2024年10月期が1,185円で予想分配金利回りは5.29%と魅力的です。

 優待よりも高額な分配金を目的にした長期投資が効果的といえるでしょう。

 ただ、REIT(リート:不動産投資信託)に関しては、米国で商業用不動産の価格下落が続いていることが世界的な投資口価格の下げ要因になっている面もあるので、少し注意が必要かもしれません。

6位:伊藤園(2593)

権利付き最終月:4月[貸借銘柄]
株価:3,736円(2024年3月7日終値)
配当利回り:1.05%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で1,500円相当、1,000株以上で3,000円相当の自社製品(緑茶・ジュースなど)
その他条件:普通株主および優先株主が対象。普通株式と優先株式の保有数は合算せず、おのおの実施
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 第6位は「お~いお茶」で有名な飲料メーカーの伊藤園。

 4月末に100株保有で、自社製品詰め合わせ1,500円相当が贈呈されます。また同社の通信販売「健康体」の商品が30%割引されるクーボンも送付されます。

 2023年4月末の実績では100株保有で、「お~いお茶」や「理想のトマト」「毎日1杯の青汁」など10本の飲料品が送付されました。

 同社は、普通株式のほかに、株主議決権がないものの、株主配当金が25%増額される伊藤園第1種優先株式(25935)も上場していますが、この優先株を保有していても同様の優待を取得できます。

 食品メーカーには製品の値上げで好業績が続いている企業が多いですが、伊藤園もその1つで、今期2024年4月期は最高益更新が見込まれています。

 しかし、株価は2023年11月末に2024年4月期中間決算の業績を上方修正したことで逆に材料出尽くし感が先行して4,900円台から急落。

 直近の2024年3月4日には2024年4月期第3四半期の増益率鈍化が嫌気されて、369円安の終値3,829円まで続落しています。

 米国事業の黒字化や欧州への進出など高成長が期待できる海外展開や毎年の自社飲料優待を考えると魅力的な銘柄ですが、まずは株価の下げ止まりを待ちたいところです。

7位:テンポスHD(2751)

権利付き最終月:4月[貸借銘柄]
株価:3,385円(2024年3月7日終値)
配当利回り:0.26%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で8,000円分の食事券(1,000円×8枚)
その他条件:自社子会社レストランなどで利用可。利用条件は店舗により異なる
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 第7位はレストラン、居酒屋といった外食店舗に厨房器具などを販売するテンポスホールディングス。

 4月末に100株以上保有で一律、8,000円分の食事券が贈呈され、同社が関係する全国約950店の飲食店で利用できます。

 利用可能店舗は同社の子会社「ステーキのあさくま」などステーキ店が最も多く、次に「串屋横丁」など居酒屋が多くなっています。

 優待券はあさくまの通販サイト「あさくまファーム」のぶつ切りステーキ250g(1,000円相当)など通販商品の購入にも利用できます。

 コロナ明けの外食需要復活で、同社は主力の中古厨房機器の販売が絶好調。

 2023年7月に千葉県地盤の回転すし店運営企業を買収するなど積極的なM&A(買収や合併)戦略で、今期2024年4月期も来期2025年4月期も大幅な増収増益が予想されています。

 成長性の高さを買われて、株価も上場来高値を更新するほど上昇。

 急速な成長路線が続くようなら、まだまだ上昇する可能性もあり、年間8,000円と高額な食事券をもらいながら長期的な株価上昇に期待したい銘柄といえるかもしれません。

8位:梅の花(7604)

権利付き最終月:4月、10月[信用銘柄]
株価:1,027円(2024年3月7日終値)
配当利回り:0.49%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で株主優待カード1枚(自社グループ店舗における飲食料金の5%、10%、20%割引・記名式)
その他条件:割引率は店舗により異なる。テイクアウト店での利用不可、利用回数制限なし
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 第8位は豆腐などを使った高級和食店などを展開する梅の花。

 4月・10月末に100株以上保有で一律に、「梅の花」グループ店舗や通信販売の代金が20%割引になる株主優待証(カード)が1枚贈呈されます。傘下の居酒屋「さくら水産」では5%割引など、割引率は業態によって異なります。

 同社は2019年に発覚した会計不適切処理やコロナ禍による業績不振で、2023年4月期まで決算短信に継続企業の前提に関する重要事象等が存在しているという記載がありました。

 しかし、2023年9月14日(木)発表の2024年4月期第1四半期の決算短信では損益状況に改善が見られたため、重要事象等が解消と表明。

 今期2024年4月期の通期予想は売上高が前期比8.8%増、営業利益が6.6倍増、最終利益も3.2億円の黒字転換となっています。

 株主配当に関しても、5円増配の1株当たり10円配当を見込んでいます。

 2024年に入っても株価は1,000円前後で底ばい推移しており、今後の反転上昇に期待したいところ。

 投資には十分な注意が必要ですが、同社のレストランをよく利用する人は購入を考えてみてもいいかもしれません。

9位:いちごオフィスリート投資法人(8975)

権利付き最終月:4月、10月[貸借銘柄]
株価:77,900円(2024年3月7日終値)
配当利回り:8.06%
優待発生株数:1口以上
優待内容:全株主に抽選でJリーグ観戦チケット
その他条件:自社指定専用サイトで要応募
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 第9位はアセットマネジメント会社のいちご(2337)がスポンサーのオフィス系J-REIT、いちごオフィスリート投資法人。

 4月・10月末に1口以上保有の投資主に、Jリーグ全クラブ・全試合を対象にした抽選式の観戦チケット優待が贈呈されます。

 今回の2024年4月末株主は2024年8月1日から2025年1月31日まで、各月を前半・後半に分けた抽選に応募可能。試合日ごとにJ1~J3それぞれ1試合ずつ応募できるため、当選確率も高く、何度も当選する可能性のある優待としてサッカーファンに人気です。

 同社は首都圏の中規模オフィスに特化したポートフォリオ構成で、2024年1月末時点で88物件を保有し、稼働率は95%となっています。

 今後1年間の分配金予想は2024年4月期が1口当たり2,006円、2024年10月期が2,066円で予想分配金利回りは5.21%となっています。

 投資口価格は2023年4月の高値10万2,600円をピークに、現在は8万円の大台を割り込んでいます。

 オフィス系REITに関しては、現在、米国の商業用不動産の収益悪化が世界的な懸念材料になっており、それにツレ安する傾向もあるので注意が必要です。

10位:ファースト住建(8917)

権利付き最終月:4、10月[貸借銘柄]
株価:1,102円(2024年3月7日終値)
配当利回り:3.90%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で500円分のQUOカード、300株以上で商品
その他条件:2023年10月の商品は「おじゃこのやわ煮」。1年以上継続保有(4月・10月の株主名簿に連続3回以上記載)した株主のみに贈呈
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 第10位は関西圏が地盤の戸建て住宅分譲会社ファースト住建。

 4月・10月末に100株を1年以上継続保有した株主にQUOカード500円分が贈呈されます。300株以上を保有すると、地方特産品に優待内容が変化し、2023年10月末株主には「おじゃこのやわ煮」(小豆島産)が贈呈されました。

 同社の今期2024年10月期は、住宅投資の低迷による値崩れなどで増収減益予想ですが、安定した収益が期待できる賃貸マンション事業などの巻き返しに期待がかかります。

 2023年12月発表の前期2023年10月期決算の経常利益が前期比15%減と下振れしたことなどもあり、株価は2023年9月高値1,274円から一時1,000円割れの安値まで急落しましたが、現在は緩やかな回復途上にあります。

 今期予想配当利回りが3.91%に達する高配当割安株ということもあって、業績回復が本格化すれば魅力的な銘柄といえるかもしれません。

「株主優待検索」のやり方

 4月の人気優待銘柄を「株主優待検索」で調べる方法を解説します。ログインは必要なく、どなたでもお使いできます。

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※楽天証券ウェブサイトのトップページから、「株主優待検索」を開く場合は、「国内株式」→「株主優待>」とクリックしてください。

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4月に権利が確定する人気優待銘柄を検索

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