2024年2月の保有額:45万5,287円
保有投資信託の2月の運用益÷前月末残高の月間騰落率は+6.93%となり、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの+4.95%を上回りました。連載開始からのトータルリターンは+71.04%で、e MAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の+39.86%を大幅にアウトパフォームしています。
S&P500種指数(S&P500)が大統領選挙の前年に+20%以上だった翌年は、1950年以降、7回全勝となっており、騰落率は平均+11.3%、中央値+9.0%です。また、S&P500が5,000を突破しましたが、節目のブレイク後は6カ月経過以降、好調な傾向となっています。
S&P500は2022年10月の安値から+38.5%で、最初のドローダウンである2023年10月の安値から+20%です。1904年以降に同じ現象が該当する過去実績では、1年後12回中10回でプラス・リターンを記録し、平均+23.11%と好成績です。
なお、大統領選挙の年の3月は中旬まで軟調な傾向があり、長らく上昇トレンドが続いているので息切れに注意が必要です。
2024年2月時点の、エリア別ポートフォリオを解説!
2月はグロース株系の投資信託を購入しました。エヌビディア(NVDA)の決算発表以降、ヘッジファンド(投機的に運用する益追求型のファンド)がハイテク株の買いポジションを落としていることが報じられています。
他方、機関投資家のアクティブ運用では、依然としてエヌビディアなどの大手ハイテク銘柄のウエートは高くありません。「有望なのはバリュー株や中小型株」が今年のコンセンサス的だったという印象であり、今も警鐘を鳴らす声が多いです。
したがって、意外と主要意見に反してAIブームが続き、このままグロース株がアウトパフォーム(利益が出る)の可能性もあると考えています。なお、日経平均株価が4万円を超え、好調な日本株に関しては、メガバンクなどのバリュー株も有望だと想定しています。
2024年2月時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!
2月は米国株系の投資信託を購入しました。S&P500が11~2月の4カ月間上昇すると、次の12カ月間は過去14回の勝率は100%となり、平均約+17%、中央値約+16%で期待できます。
S&P500が1月と2月の両方プラスの場合、残りの10カ月は28回中26回上昇。平均+12.2%、中央値+11.3%です。
米国の家計負債総額は過去最高の17.5兆ドルに達し、昨年は+9,880億ドルです。しかし、昨年可処分所得は+1兆3,300億ドルで、負債以上に所得が増えており、家計レバレッジは低下。経済が成長したら、所得・負債・資産の全てが上昇するのが自然です。負債だけを強調するのはミスリードだと考えています。
2024年2月の保有投資信託~騰落率ベスト10
2024年2月1~29日までに、新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)成長投資枠で購入できるもの、NISAつみたて投資枠で購入できるもの、[iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)]で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考ください!
*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。
1位:iFreeレバレッジ FANG+
騰落率:14.56%
どんなファンド?:日々の基準価額の値動きがNYSE FANG+指数(米ドルベース)の2倍程度となるように運用を行うレバレッジ型投信です。為替ヘッジありです。組み入れ銘柄は、アップル、Amazon.com、メタプラットフォームズ(Facebook・Instagramなど)、アルファベット(Google・YouTubeなど)、ネットフリックス、エヌビディア(半導体大手)、テスラ、マイクロソフト、ブロードコム(半導体大手)、スノーフレイク(データクラウドなど)です。
まつのすけコメント:為替ヘッジがあるため、ドル/円の変動の影響は受けませんが、日米の短期金利差の分ヘッジコストが発生します。インデックス投信の中では最もリスクが高い部類です。
2位:米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジなし)
騰落率:11.48%
どんなファンド?:米国株のアクティブ投信で、組み入れ上位銘柄は、電気設備業(イートン、ハベル)、建設・土木業(クアンタ・サービシーズ、エムコア・グループ)、建設関連製品(トレイン・テクノロジーズ)、建設資材(マーチン・マリエッタ・マテリアルズ、バルカン・マテリアルズ)、金属・鉱業(ニューコア)、商社・流通業(ユナイテッド・レンタルズ)などです。
まつのすけコメント:米国のインフラ設備の建設・改修・メンテナンス、建設資材の生産・輸送などに直接関わる企業の株式に投資するアクティブ投信です。インフラ関連銘柄に投資したい場合に選択肢となります。原則として為替ヘッジはなく、米ドルに対して円安になると有利になり、円高になるほど不利になります。
3位:iFreeNEXT FANG+インデックス[つみたて投資枠][成長投資枠]
騰落率:10.40%
どんなファンド?:インデックス投信で、組み入れ銘柄は1位の「iFreeレバレッジ FANG+」と同一です。
まつのすけコメント:NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)の動きに連動するインデックス投信です。GAFAM+エヌビディア+テスラの「マグニフィセント・セブン」、動画サブスク最大手、半導体、データクラウドの大企業に集中投資したい場合に選択肢となります。ナスダック総合指数よりさらにハイリスク・ハイリターンの傾向です。
4位:DIAMベトナム株式ファンド(ベトナムでフォー)[成長投資枠]
騰落率:9.53%
どんなファンド?:ベトナム株に投資するアクティブ投信で、組入上位銘柄は、ベトナム外商銀行、ベトナム投資開発銀行、FPT(ベトナムIT最大手)、FPTデジタルリテール、ベトナム産業貿易商業銀行、 ビンホームズ(ベトナムの大手不動産業)、軍隊商業銀行、フーニュアン・ジュエリー(ベトナム最大手のジュエリー会社)、 ホーチミン市住宅開発商業銀行、モバイル・ワールド・インベストメント(ベトナム最大手の携帯・家電販売関連企業)です。
まつのすけコメント:今後の成長が期待されるベトナム株式に投資しています。企業の業績などのファンダメンタルズ、株価のバリュエーションなどに関する評価・分析をもとに銘柄が選定されています。為替ヘッジはありません。
5位:米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>(グレート・アメリカ) [成長投資枠]
騰落率:8.33%
どんなファンド?:米国株のアクティブ投信で、組み入れ上位銘柄は、インフラ建築の設計のテトラ・テック、大手廃棄物管理のウエイスト・マネジメント、設備レンタルのユナイテッド・レンタルズとウィルスコット・モバイル・ミニ・ホールディングス、特殊工事請負会社のクアンタ・サービシーズ、建設会社のスターリング・インフラストラクチャー、大手電力公益会社のネクステラ・エナジー、水道のアメリカン・ウォーター・ワークス、天然ガスのアトモス・エナジーなどです。
まつのすけコメント:人々の生活に必要不可欠な設備やサービスを運営・提供する「インフラ運営関連企業」と、インフラの整備・構築などに携わる「インフラ開発関連企業」の株式に投資します。 為替ヘッジはありません。
6位以下はこちら
6位:iFreeレバレッジNASDAQ 次世代50
7位:iTrust プレミアム・ブランド[成長投資枠]
8位:たわらノーロード 日経225[つみたて投資枠][成長投資枠][iDeCo]
9位:ベトナム成長株インカムファンド[成長投資枠]
10位:イノベーション・インデックス・AI[成長投資枠]
まつのすけ、今月の注目銘柄!
楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド(楽天・NASDAQ-100)[成長投資枠]
どんなファンド?:NASDAQ-100インデックス(円換算ベース)の値動きに連動するインデックス投信で、為替ヘッジはありません。円安になるとプラス、円高はマイナスの影響があります。主として米国の株式・DR(預託証券)に投資しており、有価証券の貸付取引を行うなど、効率的な運用に努めています。
注目ポイント!:信託報酬が年0.198%(税込)と低コストで、保有残高に応じて年0.05%の楽天ポイントも還元されます。
NASDAQ-100は、米国のナスダック市場の時価総額上位100銘柄(金融以外)で構成される株価指数です。
人工知能(AI)・クラウドシステム・ソフトウエア・オンライン小売・自動運転など、多様な情報技術で世界を代表するテックカンパニーに投資可能です。また、がん治療・遺伝子療法・ワクチン開発・幹細胞研究などの有望な医療企業もあり、ハイテク銘柄だけではありません。
指数算出を開始した1985年からは、米国の金利低下傾向もあり、S&P500や世界株指数を大幅にアウトパフォームしました。
まつのすけ、今月のがっかり
今月はおおむね、満足できる運用を行えましたが、中国株のリバウンドはまったくキャッチできなかったのが残念です。基本的には順張り志向なのでやむを得ませんが、少しチャレンジしてもよかったかもしれません。
なお、2月にはS&P500は過去15週間で+20%以上になりました。この状況の過去実績では、1年後には14回中12回上昇し、平均+12.5%、中央値+13.1%です。また、S&P500が2月までに前年同月比+5%以上の場合、残り10カ月は過去28回中25回上昇。平均+13.3%、中央値13.4%です。さらに、S&P500が1月と2月の両方で上昇した場合、1年後は1950年以降28回中27回上昇しています。
2月のポイ活実績:3万2,225ポイント
2月は、「楽天ビック来店予約」で1,910ポイントを獲得しました。インターネットで来店予約のボタンをタップしたら、あとはビックカメラ店舗にて楽天ポイントカードか楽天IDとひもづけたビックポイントカードを提示すると、お得なボーナスポイントを得られます。
家電だけではなく酒類や日用品など幅広いアイテムが対象となっており、私はウイスキーの購入でボーナスポイントを得ました。
また、経由してお買い物をするともらえるポイントが増やせる「楽天Rebates」では多様なオンラインサイトがお得になり、ここでもポイントをゲットしました。「楽天Rebates」を使うと、楽天市場に出店していない店舗でのお買い物にも楽天ポイントを付けることができる点が魅力です。
また、リアル店舗での楽天加盟店でのお買い物時に「楽天ポイントカード」を駆使すると、便利なリアル店舗で楽天ポイントを得られます。楽天経済圏の真骨頂は、楽天グループ以外でも、ポイント獲得の機会が多い点です。
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