2002(平成14)年2月28日
EU(欧州連合) が通貨のユーロへの切替えを完了
2002(平成14)年2月28日、EU(欧州連合)が通貨のユーロへの切り替えを完了すると同時に、旧通貨の流通を終了しました。
新通貨・ユーロの導入に伴い、法令上、各国通貨は消滅しました。ただし、実際のユーロ紙幣、交換尾導入まで、3年間の移行期間がありました。参加国のうち16カ国は通貨統合を終了していますが、英国他3カ国は最終段階に至らず、旧通貨も使用されています。
通貨の統合は圏内での通商が自由度を増すことで経済成長が期待できますが、同時に国別に金融政策をとることが困難となり、体制維持には多大な努力が必要です。さらに圏内の移民問題も表面化し、英国ではEU離脱が国民投票で可決されています。
EUはリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギー(1894~1972・EUの父と呼ばれた思想家。日本人の母をもち、日本人名は青山栄次郎)の提案した汎ヨーロッパ主義が基礎になっており、それは世界平和のために統合を提唱したものでした。そのため、困難があろうとも統一を維持すべきだという意見も多く聞かれています。
2002 年2月28日の日経平均株価終値は
10,587円83銭
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