今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは150.25円
↓下値メドは149.90円
AI:5年以内にAI部門の収益は15倍になる
GDP:世界経済の大部分で人口が減少するなか、GDPは生活水準を反映する指標として不十分
フランス:マクロン大統領支持率は27%で低迷
物価:日本の消費者は値上げに素早く激しい拒否反応を示す
米デフレ?:耐久財は13カ月間デフレ続く。米インフレはほとんどが3%以下に低下
前日の市況
2月19日(月曜)のドル/円は、前日比0.04円の「円高」だった。NY市場はプレジデントデー(ワシントン誕生日)で休場だったため、小幅な値動きだった。
2024年36営業日目の円相場は150.10円からスタートして、高値は東京時間朝につけた150.22円まで。日経平均株価が200円を超えて下落するとドル/円もそれに連れて150円を下抜け、昼前に149.87円まで下落した。終値は150円台に戻して、150.14円。24時間のレンジ幅は0.35円。
2月のドル/円の高値 は150.88円、安値は145.90円で、値幅は4.98円。高値と安値の平均は148.39円で、これがブルベアを判断する水準のひとつになるだろう。ドル/円の1日の平均レンジ幅は約1.05円。この日のレンジ幅はNY休場もあって0.35円と狭かった。
今日の見通し
ドル高、株高、金利高。これは米経済の強さを反映したものだ。過去数週間、FXマーケットでは、12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)後のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言を受けてつくってきたドルショートのトレードポジションの手じまいに追われてきた。今のポジション状況はフラットな状態まで戻ったようだ。まだロングポジションはそれほど積みあがっていない。つまり、ドル上昇余地はまだたくさん残っていることになる。
パウエル議長は12月FOMC後の記者会見で、「FOMCは現状維持が長すぎる場合のリスクを認識」として、「利下げのタイミングを協議した」と明らかにした。マーケットはこれをFRBが大きな政策転換のサインだと受け取り、ここからドル売りが加速した。
今週は1月FOMC会合の議事録が公表される。FOMCメンバーが、パウエル議長の「利下げ寄りコメント」に対してどれだけ強く反発しているかに注目したい。
マーケットが予想するFRBの利下げ時期は3月から6月まで後退し、今年の利下げ合計幅も1.50%から1.00%まで縮小している。FOMC議事録の内容では、読堂がさらに9月まで後ずれすることも考えられる。利下げ幅はドットチャートで示された0.75%へと収斂していくように思える。
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
トレードは、あきらめなかったからといって成功するものではない。しかし、正しい行ない方を実践すれば、大負けすることはない。大切なことは、うまくいかないときも自暴自棄にならないことだ
Sowing The Seeds Of Love
FOMCメンバーの政策金利の見通しを示すドットチャートでは、2024年に3回利下げが行われることを示しているが、パウエルFRB議長は、利下げの明確な開始時期について明言を避けている。
FRBは、金融政策決定プロセスにおいて経済データを重視する方針を打ち出している。マーケットは6月からの利下げを期待しているが、インフレ目標に向けた進展が不十分であることを示す情報が入ってきた場合には、利下げがさらに後ずれする可能性は否定できない。
2021年のFOMCは、インフレが一過性でないことが明らかになった後も「一過性」モードからしばらく抜け出せなかった。今は逆に「より高く、より長く」モードから抜け出せずにいる。FRBには、外部から何らかの力が働かない限りその運動状態を変えない「慣性の法則」が働いているのだ。その外部の力というのが経済データである。
FRBは金融政策の判断を経済データに極端に依存している。経済サイクルの初期においてこれは良い戦略だが、サイクル後期には過ちを犯しやすい悪い戦略となってしまう。なぜなら、経済データは常に過去を振り返るものであり、現在との時間差の発生が必ず起こる。将来を見据える金融政策との相性が非常に悪いのだ。
今週の注目経済指標
今日の重要ブレークアウトレベル
タイムゾーン 分析
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