今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは148.40円
↓下値メドは147.75円
インフレ復活: 2010-20年の低インフレ時代は、歴史的に見て異例というのが定説に
原油:2024年の世界の原油需要は低下見通し。中国の景気後退で
人民銀行:中国政府が人民銀行への支配強める。中央銀行は党の単なる執行機関に
NY株式市場:S&Pの一段高にはより強い経済データが必要
ECB:ホルツマン理事「ECBが2024年に利下げするかどうかは不明」
前日の市況
2月7日(水曜)のドル/円は、前日比0.25円の「円安」。米長期金利の動きにあわせて上下することはあったが、底堅かった。
2024年28営業日目の円相場は147.90円からスタートして、東京時間夜遅くにこの日の高値148.26円をつけたが、その後一時147.63円まで下落して安値つけた。
商業用不動産向け融資の失敗で予想外の赤字を発表した米地銀NYCB(ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ)の株が45%以上も急落していることを受けた米長期金利が低下にドル/円も反応した。
しかしその後は148円に戻して終値は148.19円。24時間のレンジ幅は0.63円だった。
レジスタンス:
148.26(02/07)
148.79(02/06)
148.89(02/05)
149.99(23/11/20)
サポート:
147.63(02/07)
147.78(02/06)
146.24(02/02)
145.90(02/01)
今日の見通し
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がFOMC(米連邦公開市場委員会)後の記者会見で3月利下げをほぼ否定したことや、米雇用統計やサービス業ISMなどの米経済の力強さを示す指標が相次いで発表されるなかで、ドル/円の147円台は底堅い。
一方でこれらすべての強気材料を織り込んだうえで、高値が149円に届かないことは、さらに一段上の150円台を目指そうとするなら、より強力な材料、例えばFRBの利下げ見通し撤回とかあるいは再利上げなどが必要になるだろう。
本日もNY株式市場と米長期金利の動きに左右される状況が続くと予想される。FRB高官の利下げ時期を巡る発言にも注意したい。メスター・クリーブランド連銀総裁は利下げを急ぐ必要はないとの見解を示している。カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁はこの日、「今年の利下げは2、3回が妥当」との考えを示した。FOMCは利下げを(毎会合ではなく)、1会合おきに行うべきとの意見で、6月、9月、12月がその候補になるとすれば、現在マーケットが予想する5月よりさらに後ずれする可能性がある。
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主要指標 終値
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今日の為替ウォーキング
今日の一言
いつかできることはすべて、今日もできる – モンテーニュ
Rapture
ECB(欧州中央銀行)は2024年最初の理事会で利上げを3会合連続で見送り、主要政策金利を4.5%、デポ金利を4.0%に据え置くことを決定した。
前回12月の会合のラガルドECB総裁はタカ派的だった。「賃金コストの大幅な伸びを背景とした物価圧力は依然として強い」と述べるなど、インフレに対して強い警戒感を示した。
ところが今回1月の会見では、インフレや賃金のアップサイドリスクよりも、経済成長のダウンサイドリスクをより懸念している印象が強かった。
ECBスタッフによる12月時点の経済予測ではインフレ見通しが24年で2.7%と、3ヵ月前の3.2%から下方修正された。また、ユーロ圏経済成長率は今年0.8%と昨年9月時点の1.0%から下方修正された。
12月の時と違い、1月会合後のラガルドECB総裁はマーケットの利下げ期待を強く否定しなかった。むしろ受け入れたといっても良いだろう。ECBの議論は、もはや利下げを「するかしないか」ではなく、「いつからどれだけ」の段階に入ったようだ。ECBは7月を想定しているようだ。一方マーケットは最初の利下げは4月、年内に政策金利は計1.50%引き下げられるだろうという予想を立てている。
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レジスタンス:
1.0784(02/07)
1.0786(02/05)
1.0898(02/02)
1.0902(01/25)
サポート:
1.0748(02/07)
1.0723(02/06)
1.0723(02/05)
1.0723(23/12/08)
今週の注目経済指標
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今日の注目テクニカルレベル
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ヒートマップ分析
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