昨日の動向
8月22日 米ドル/円:[始値] 79.268 [高値] 79.372 [安値] 78.281 [終値] 78.561 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 98.831 [高値] 99.015 [安値] 98.087 [終値] 98.396 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 83.103 [高値] 83.140 [安値] 82.184 [終値] 82.535 ※数値はBID値です。
FOMC議事録の発表におきまして、追加緩和期待が高まったこと、対ユーロでのドル高に言及したことで、米ドル全面安の展開となりました。
また、米長期債の利回りも大幅に低下し、米ドル売りに拍車をかけました。
東京時間は、オセアニア通貨が軟調な展開となりました。ECBによる利下げ以来、ユーロを売って比較的高金利のオセアニア通貨を買うキャリートレードが活発化していたが、ECBによる国債購入観測でユーロ先高観が浮上。短期筋が対ユーロで利益確定の売りを持ち込んだようです。
欧米時間は、FOMC議事録で「多数のメンバーは持続的な成長がなければ早期に追加緩和と判断」との声明を受け、9月にも追加金融緩和に動くとの期待感が浮上、全般的にドル売り優勢の展開となりました。ドル/円は、78円50銭付近に観測されていたストップロスを巻き込み、78円30銭付近へと下落。ユーロ/ドルも1.25のオプションバリアーを突破し、1.2530まで上昇しました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
FOMC議事要旨による追加緩和期待から、引き続きドルが売られやすい展開となっています。78円20銭から77円90銭にかけては、断続的なストップロスも観測されており、海外勢が下値を仕掛けてくる可能性があります。
想定レンジ 77.70-79.00
【ユーロ/円】
ユーロ圏債務問題に対する懸念の後退から、依然として堅調に推移していますが、市場の関心はドル売りに向かっており、ユーロ/円単体の動きよりもドル/円、ユーロ/ドルの値動きに左右されそうです。
想定レンジ 97.00-98.80
【豪ドル/円】
ユーロ/豪ドルでショートの投げ(売り持ちのポジション解消)がみられ、上値が重い展開となっています。しかしながら、販売好調であった投信設定に絡む豪ドル買い観測が下値をサポートしています。
想定レンジ 82.00-83.40
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:79.20 79.50
サポート:78.00 78.20
【ユーロ/円】
レジスタンス:99.10 99.80
サポート:97.50 98.00
【豪ドル/円】
レジスタンス:83.00 83.30
サポート:82.00 82.20
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 21:30 | (米)新規失業保険申請件数 | 36.5万件 | 36.6万件 |
★★ | 21:30 | (米)失業保険継続受給者数 | 330万人 | 330.5万人 |
★★ | 23:00 | (欧)8月消費者信頼感指数 <速報値> | -22 | -21.5 |
★★★ | 23:00 | (米)7月新築住宅販売件数(季調済・年率) | 36.5万件 | 35万件 |
★★ | 23:00 | (米)7月新築住宅販売件数(前月比) | 4.3% | -8.4% |
★★ | 23:00 | (米)6月住宅価格指数(前月比) | 0.6% | 0.8% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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