昨日の動向
8月21日 米ドル/円:[始値] 79.399 [高値] 79.522 [安値] 79.215 [終値] 79.274 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 98.031 [高値] 99.169 [安値] 97.916 [終値] 98.858 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 82.968 [高値] 83.564 [安値] 82.889 [終値] 83.140 ※数値はBID値です。
8月21日の外為市場は、アジア時間に豪議事録要旨を受けてオセアニア通貨が堅調に推移しました。欧米時間に入ると英テレグラフ紙報道を受け、ECBによる追加緩和期待が高まりユーロが上昇する展開となりました。NY後場にかけて米国株がマイナスに転じ下押しする場面があったものの、高値圏で取引を終了しました。
東京時間は、豪ドルが堅調な展開となりました。豪議事録要旨で「豪ドルは依然として高い水準にある」と通貨高に懸念を抱いているものの、全体的に次回以降の利下げを示唆する内容とはならず、利下げ期待で売り込んだ短期筋の買い戻しを誘ったようです。
欧米時間は、昨日に否定されたドイツ誌による「ECBによる無制限の債券購入」報道を英テレグラフ紙が肯定報道、ECBによるイタリア・スペイン諸国への救済観測が高まり、ユーロが買い戻される展開となりました。ユーロドルは、1.2480付近まで上昇、ユーロ円も約1カ月ぶりとなる99円台を回復しました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
本日はFOMC議事要旨が焦点となります。8月1日の声明文では今年の上半期の経済は減速したと判断が示され、必要に応じて追加的な緩和を行うと発表されました。議事要旨では、声明文で発表した金融緩和のバイアスを強めた経緯や追加緩和への条件についてどんな議論が行われたかに注目されます。
短期的には79.50レベルで上値がキャップされつつも、79円を割り込む下落もなく80円トライの模索中の展開と思われます。
想定レンジ 79.00-79.80
【ユーロ/円】
ユーロ圏債務問題に対する懸念の後退から、7月6日以来の99円台に乗せる場面も見られましたが、懸念が後退しただけで、特に明確になったわけではないため、一旦は利益確定の売りが出やすい展開かと思われます。
想定レンジ 97.80-99.20
【豪ドル/円】
昨日ユーロ/豪ドルでショートの投げ(売り持ちのポジション解消)がみられ、上値が重い展開となっています。しかし、高金利通貨の投信販売の好調や、液化天然ガス等の資源輸出国への直接投資も出ているようで豪ドルの下支えになっているようです。
想定レンジ 82.40-83.50
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:79.40 79.60
サポート:78.80 79.00
【ユーロ/円】
レジスタンス:99.20 100.30
サポート:97.50 98.20
【豪ドル/円】
レジスタンス:83.40 83.80
サポート:82.00 82.30
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 17:00 | (南ア)7月CPI(前年比) | 5.2% | 5.5% |
★★ | 21:30 | (カナダ)6月小売売上高(前月比) | 0.1% | 0.3% |
★★ | 21:30 | (カナダ)6月小売売上高(除自動車)(前月比) | 0.2% | 0.5% |
★★ | 23:00 | (米)7月中古住宅販売件数(季調済・年換算) | 451万件 | 437万件 |
★★ | 23:00 | (米)7月中古住宅販売件数(前月比) | -5.4% | 3.2% |
★★★ | 3:00 | (米)FOMC議事録公表(7月31日・8月1日分) | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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