昨日の動向

8月 6日　 米ドル/円：[始値] 78.595 [高値] 78.638 [安値] 78.141　[終値] 78.240 ※数値はBID値です。
　　 　　 　 ユーロ/円：[始値] 97.409 [高値] 97.795 [安値] 96.693 [終値] 96.999 ※数値はBID値です。
　　　　　　豪ドル/円：[始値] 83.131 [高値] 83.139 [安値] 82.532 [終値] 82.684 ※数値はBID値です。

8月6日の外為市場は、取引材料に乏しく全体的に狭いレンジで推移しました。休暇に入っている市場参加者も多く　積極的には仕掛けにくいとの声が聞かれました。　

東京時間は、目立った材料もなく閑散相場でした。ドル円は、小動きながらもじりじりと値を下げ、雇用統計発表前の78円30銭付近に値を戻す展開となりました。　

欧米時間は、序盤に公的機関とみられるユーロ買いが入り、ユーロドルが1.24台を回復。しかしながら、休暇を控えた市場参加者の様子見ムードが強く後半は、1.24台を挟んだ小動きに終始しました。　

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
方向感のない動きが継続するなか、昨日のイタリア・スペイン国債の利回りが低下した流れを受けて、ドルは対ユーロで下落した展開となっています。これを受け豪ドルなどリスクオンで買われる通貨が対ドルで買われていることもあり、ドルの上値は重い展開が継続される見込みです。一方で、円には高値警戒感も出ているようで、引き続き値動きの乏しい展開となりそうです。

想定レンジ 77.80－78.90

【ユーロ/円】
昨日は、ＥＣＢによる南欧債購入再開の流れなどを受け、スペイン債などが利回りが低下。ユーロは対ドル対円で買い圧力が高まっています。7月10日以来の98円台を伺う展開が予想されます。直近下値は、96円40銭付近。ここを下抜けると上値の重い展開に戻る可能性があるものの、円も積極的に買われる材料がないことから、堅調な流れが継続する見込みです。

想定レンジ 96.00－98.50

【豪ドル/円】
豪ドル/円、最近の欧米株式市場の堅調ぶりを受け、買われやすい展開に。本日は、豪中銀金融政策決定会合、RBAキャッシュターゲットの発表があり、市場予想は3.5％の据え置きが大勢。将来的な利下げ観測も乏しいことから、上昇圧力が継続する見込みです。

想定レンジ 82.00－83.50

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:78.80 79.00
サポート:78.20 78.40

【ユーロ/円】
レジスタンス:97.40 97.80
サポート:95.80 96.30

【豪ドル/円】
レジスタンス:83.00 83.20
サポート82.00 82.40

※ 下記各5分足チャートは、当日 10：00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

チャート1：米ドル/円　5分足チャート

チャート2：ユーロ/円　5分足チャート

チャート3：豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★ 17:30 (英)鉱工業生産 -3.5% 1.0%
★ 17:30 (英)製造業生産高 -4.3% 1.2%
★ 19:00 (独)製造業受注 -0.8% 0.6%
★ 21:30 (加)住宅建設許可 -3.9% 7.4%
★ 23:00 (加)Ivey購買部協会指数 52.0 49.0
★★ 3:30 (米)バーナンキFRB議長の発言 - -
★ 翌日 07:45 (NZ)住宅建設許可 3.0% 5.7%
  • ※ 発表時間はいずれも東京時間
  • ※ 注目度は★低～★★★高で示します

経済指標はこちら