昨日の動向
8月2日 米ドル/円:[始値] 78.438[高値] 78.534 [安値] 77.114 [終値] 78.217 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 95.900 [高値] 96.950 [安値] 94.924 [終値] 95.258 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 82.042 [高値] 82.747 [安値] 81.662 [終値] 81.834 ※数値はBID値です。
8月2日の外為市場は、ユーロ主導の相場展開となりました。ECB理事会でスペイン等に対する救済策が明言されるとの期待感からユーロが買われ、ユーロ/円が96円後半、ユーロドルも1.24台へと上昇しましたが、ドラギ総裁から具体的な救済策は明言されず一転ユーロ売りが加速。ユーロ/円が95円10付近、ユーロドルも1.21半ばへと急落する等、荒れた相場展開でした。
東京時間は、ECB理事会を控えて狭いレンジで推移しました。オーストラリア小売売上高が市場予想を大幅に上回り、豪ドル/円が若干上昇するも買いは続かず、ドル/円も10銭程度の値動きと総じて様子見ムードの強い展開でした。
欧米時間は、ECB政策金利の発表がありました。政策金利は0.75%と据え置きでしたが、その後のドラギ総裁会見で具体的な救済策が明言されなかったことを嫌気し、ユーロ/円が96円後半から94円台へと下落、連れる形でドル円、クロス円も総じて下落しました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
本日注目される米国雇用統計は、非農業部門雇用者数が前回+8.0万人、予想+10.0万人と前回よりも若干の改善が見込まれています。直近のADP雇用統計が市場予想よりも強い結果となった事から、市場の期待感が高まっていますが79円台では戻り待ちの売りも多く、上値は抑えられそうです。
想定レンジ 77.80-78.80
【ユーロ/円】
昨日のドラギ総裁会見では、無条件のSMP(証券プログラム)再開ではなく、条件付きの再開を示唆。
また、ドイツ連銀が反対していた事も明らかになり、依然として不安が払拭されず、米国雇用統計の数値が強かったとしても、上値は抑えられそうです。
想定レンジ 94.60-96.60
【豪ドル/円】
豪ドル/円は米国雇用統計を意識した展開となりそうです。豪ドル円は引き続き82.60円付近がレジスタンスとなっており上値の重い展開が予想されます。また来週の7日(火曜日)には豪州の政策金利の発表があります。
想定レンジ 80.80-82.60
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:78.50 78.80
サポート:77.90 78.00
【ユーロ/円】
レジスタンス:96.30 97.00
サポート:94.80 95.00
【豪ドル/円】
レジスタンス:82.40 82.80
サポート:81.00 81.50
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 16:55 | (独)7月サービス業PMI 確報値 | 49.7 | 49.7 |
★ | 17:00 | (欧)7月サービス業PMI 確報値 | 47.6 | 47.6 |
★★ | 17:30 | (英)7月サービス業PMI | 51.6 | 51.3 |
★ | 18:00 | (欧)6月小売売上高 前月比 | -0.1% | 0.6% |
★★★ | 21:30 | (米)7月非農業部門雇用者数 | 10.0万人 | 8.0万人 |
★★★ | 21:30 | (米)7月失業率 | 8.2% | 8.2% |
★★ | 23:00 | (米)7月ISM非製造業景況指数 | 52.0 | 52.1 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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