昨日の動向

8月1日 米ドル/円:[始値] 78.123 [高値] 78.496 [安値] 77.908 [終値] 78.442 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 96.121 [高値] 96.453 [安値] 95.692 [終値] 95.915 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 81.994 [高値] 82.412 [安値] 81.566 [終値] 82.063 ※数値はBID値です。

8月1日の外為市場は、FOMCでは、金融政策は据え置きとなり、声明文は「必要に応じて追加緩和を実施する」と若干のハト派よりとなりました。
しかし、今週はイベントが目白押しであり、まず、本日のECB理事会を控え、米ドル/円は上昇するものの上値を抑えられる形となりました。

東京時間は、中国製造業PMIが市場予想を下回ったことで、豪ドル/円、ユーロ/円が下落、連れる形で米ドル/円も78円を割り込み、77.908まで下落しました。その後は、実需のドル買いなどで、78円前半で小幅推移しました。

欧米時間は、米経済指標はADP雇用統計は予想を上回る結果にドル買いとなるものの、イタリアモンティ首相の発言でユーロが買い戻される形となり、米ドル/円は78.30手前で頭をおさえられました。FOMCの声明発表後は、アジア時間の中国製造業PMIの悪化もむしかえされ、ユーロ、豪ドルが反落しました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日注目される米国の経済指標は新規失業申請件数があります。前回値は35.3万件に対し、市場予想37万件となり、前回値より若干悪い数値が予想されています。また明日に米国雇用統計を控えていることから、本日は方向感のない相場展開が予想されます。

想定レンジ 78.00-79.00

【ユーロ/円】
本日はECBの政策金利の発表やECB総裁の記者会見などがあることからユーロ/円、ユーロ/ドルは大きく動く可能性があります。
ECB国債購入プログラム(SMP)再開の明確化が行われない場合は、失望リスクが高まっています。もしSMPの再開が行われない場合は、ユーロ/円は再び94円台を意識した相場展開となりそうです。

想定レンジ 95.00-96.40

【豪ドル/円】
豪ドル/円は本日欧州市場を意識した展開となりそうです。豪ドル円は引き続き82.40円付近がレジスタンスとなっており上値の重い展開が予想されます。また来週の9日(木曜日)には豪州の雇用統計、失業率の発表があります。

想定レンジ 81.20-82.50

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:78.60 78.80
サポート:77.50 77.90

【ユーロ/円】
レジスタンス:96.50 97.00
サポート:95.30 95.60

【豪ドル/円】
レジスタンス:82.50 82.80
サポート:81.00 81.50

※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
18:00 (欧)生産者物価指数 -0.4% -0.5%
★★★ 20:00 (英)BOE政策金利&声明発表 0.5% 0.5%
★★★ 20:00 (英)BOE資産購入枠発表 3,750億 3,750億
20:30 (米)チャレンジャー人員削減数 -9.4%
★★★ 20:45 (欧)ECB政策金利&声明発表 0.75% 0.75%
★★★ 21:30 (欧)ドラギECB総裁の記者会見
★★★ 21:30 (米)新規失業保険申請件数 37.0万件 35.3万件
23:00 (米)製造業受注指数 0.5% 0.7%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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