昨日の動向

7月26日 米ドル/円:[始値] 78.162 [高値] 78.312 [安値] 78.002 [終値] 78.194 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 94.988 [高値] 96.422 [安値] 94.670 [終値] 96.038 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 80.589 [高値] 81.508 [安値] 80.380 [終値] 81.273※数値はBID値です。

7月26日の外為市場は、前日のノボトニーECB理事に続き、ドラギECB総裁による「ユーロの為にあらゆる措置を取る用意がある」との発言で、来週のECB理事会での危機克服へ向けた追加措置への期待感が高まり、ユーロが上昇しました。スペイン10年債利回りの低下、株価上昇を受け、豪ドルも上昇しました。

東京時間は、米国10年債の利回り低下、輸出企業の売りが出ているようですが、78円割れの介入警戒感がくすぶっており、なかなか下値を攻めきれず、終始小動きの展開となりました。

欧米時間では、ドラギECB総裁による発言により、リスクオンの展開となり、ユーロ/円は96.422、豪ドル/円は81.508まで上昇しました。
米ドル/円は、米経済指標が良好の結果により78.312まで上昇しましたが、総じてリスク資産買戻しが強い流れを受け、上値の重い展開が続きました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日米国では2QGDP 速報値が注目される。当社は市場予想1.4と予想していますが、英2QGDPに続き予想比下振れの場合は一時的に米ドル/円の下押しリスクとなりそうです。ただし同時に、QE3実施期待が株価を押上げる場合は米長期債利回りがさほど下がらずドル/円も78円割れでの介入警戒感もあいまって下落は抑制されそうです。

想定レンジ 77.60-78.80

【ユーロ/円】
昨日、ドラギ総裁の記者会見で昨日の発言で示唆されたECBの証券市場プログラムを通じたスペイン等の国債買取再開の可能性が高まり、スペイン国債の利回りは6.8%まで低下し、現在ユーロ/円、ユーロ/ドルは底堅く堅調に推移しています。またユーロ/ドルが1.2000を割れ込まなかったことからユーロ/円は上値を試す展開となりそうです。

想定レンジ 95.80-97.00

【豪ドル/円】
豪ドル/円は、昨日スペイン国債買い取りの可能性が高まったことから、リスクオンとなり豪ドル円はユーロにつられ堅調に推移しています。また昨日のことを受け世界各国の株価が堅調に推移すれば豪ドル/円はさらに上昇する可能性があります。

想定レンジ 80.80-82.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:78.35 9.80
サポート:77.80 78.00

【ユーロ/円】
レジスタンス:95.50 96.50
サポート:94.00 94.60

【豪ドル/円】
レジスタンス:81.50 82.00
サポート:80.30 80.80

※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
15:45 (仏)消費者信頼感指数 90 90
★★ 21:00 (独)消費者物価指数 0.4% -0.1%
★★ 21:30 (米)第2四半期GDP 1.4% 1.9%
★★ 21:30 (米)個人消費 1.3% 2.5%
★★ 22:55 (米)ミシガン大消費者信頼感指数 72.0 72.0
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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