昨日(07月06日)の動向
7月4日の外為市場は、明日、ECBが利下げを実施する(マーケット予想0.25%利下げ)との観測が強まり、ユーロ全面安の展開となりました。
米国が独立記念日の祝日であったため、マーケットは流動性に乏しく日本時間の夜中は模様眺めの展開となりました。
東京時間は、豪経済指標の良好さを受けまして、豪ドルが順調に推移する以外は大きなフローもなく終始小動きに展開しました。
欧米時間に入ると、独サービス部門PMIが49.9と景気判断の50を割り込んだことで、ECBが明日の会合で政策金利を引き下げる観測が強まり、ユーロが対ドルで下落に転じました。その後は米国が祝日となったことから薄商いでマーケットはクローズを迎えました。
07月06日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 79.840 | 79.886 | 79.590 | 79.866 |
ユーロ/円 | 100.658 | 100.661 | 99.787 | 100.027 |
豪ドル/円 | 82.095 | 82.214 | 81.838 | 82.081 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(07月09日)の展望
【米ドル/円】
本日は明日の米国雇用統計を控えていることから、一方向に動きにくいと思われますが、ADP全国雇用者数、ISM非製造業の雇用指数が更に悪化する場合には、悪い雇用統計を事前に織り込むかたちでドル/円は79円前半まで下落することが考えられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 80.30 | 80.50 | 79.00 | 79.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
本日20:45頃にECB政策金利の発表があり、市場予想では25bps利下げとなっているため売り圧力が高まる可能性があります。ただし、追加緩和措置が予想されているため市場のリスク選好度を下支える可能性があります。
また21:30頃にECB総裁の記者会見があるため発言内容に注目が集まります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 100.80 | 101.00 | 99.30 | 99.80 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル円は昨日から81円後半から82円前半で方向感のないレンジ相場が続いているため本日は英国、欧州の金融政策および米国経済指標の結果につられた展開となりそうです。
また、先月の安値74.385から7.80円近く上昇しているため、上値は重く82.80円付近がレジスタンスとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 82.30 | 82.50 | 81.30 | 81.80 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(07月09日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 19:00 | (独)製造業受注 | 0.0 | -1.9% |
★★ | 20:00 | (英)BOE政策金利 | 0.5% | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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