昨日の動向

6月27日 米ドル/円:[始値] 79.510 [高値] 79.861 [安値] 79.350[終値] 79.733 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 99.327 [高値] 99.607 [安値] 99.062 [終値] 99.404 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 79.963 [高値] 80.473 [安値] 79.687 [終値] 80.353 ※数値はBID値です。

6月27日の外為市場は、依然として28-29日に開催されるEU首脳会談で、ユーロ圏債務問題の終息に向けた新たな解決策が見いだせないであろうとの観測から、ユーロが軟調に推移しました。

東京時間は、米ドル/円は79.00-20レベルに覆面介入の噂があり、そこを背景に短期筋の買いが見られ、底堅く推移しました。
しかし79.80以上には実需筋の売りが入っており、上値も重く79円半ばで推移しました。

欧米時間に入ると、相変わらず、メルケル独首相による「生きてる限り欧州で債務を共有することはない」の発言を引きずり、ユーロは軟調に推移しました。その後米経済指標が予想を上回る結果に株価上昇、また中国が景気刺激策を打ち出すのではとの観測から、クロス円は下げ止まり、特に豪ドル/円80円台をしっかり回復し80.353でクローズしました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日も米新規失業保険申請件数以外は重要イベントが少なく、米国長期債券市場の米利回りの持続的上昇に繋がる場合には、米ドル/円相場は再び81円方向を目指す展開となりそうです。

想定レンジ 79.00-80.00

【ユーロ/円】
本日から明日にかけてのEU首脳会合を控えており、重要指標発表も少ないことから持続的な方向感が乏しい状況が続きそうです。また市場では、EU首脳会合に対する期待感も後退してきているため上値の重い展開となりそうです。

想定レンジ 98.50-100.00

【豪ドル/円】
豪ドル/円は来週より需要経済指標が発表となるため、特段豪ドル円の材料はなく、商品市場では金が上値を切り下げ下落トレンドになっていることから、クロス円につられた値動きとなりそうです。
またサポートラインは79.30円付近になると思われます。

想定レンジ 79.30-80.80

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス: 79.80 80.00
サポート:79.20 79.00

【ユーロ/円】
レジスタンス:99.70 100.00
サポート:98.50 99.00

【豪ドル/円】
レジスタンス:80.70 81.00
サポート79.30 79.60

※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
16:55 (独)失業率 6.7% 6.7%
17:30 (英)第1四半期GDP -0.3% -0.3%
18:00 (欧)消費者信頼感 -19.6 -19.6
18:30 (南ア)生産者物価指数 0.2% 0.3%
★★ 21:30 (米)新規失業保険申請件数 38.5万件 38.7万件
★★ 21:30 (米)第1四半期GDP 1.9% 1.9%
★★ 21:30 (米)個人消費 2.7% 2.7%

明日の予定

注目度 発表時間 指標 予想 前回
07:45 (NZ)住宅建設許可 3.0% -7.2%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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