昨日の動向

6月22日 米ドル/円:[始値] 80.262 [高値] 80.560 [安値] 80.003 [終値] 80.441 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 100.649 [高値] 101.202 [安値] 100..364 [終値] 101.085 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 80.558 [高値] 81.051 [安値] 80.317 [終値] 80.959 ※数値はBID値です。

6月22日の外為市場は、ECBが資金供給オペの担保の種類を拡大し、担保基準緩和する発表をしたことで、ユーロは対米ドルで上昇しました。

東京時間は、朝方、ムーディーズによる世界的金融機関の格下げ検討や実需筋の売りで値を下げたものの、80円を割り込むことなくサポートされました。このレベルは短期ファンド筋の買いが入っている模様で底堅く推移しました。

欧米時間に入ると、ECBによる資金供給オペの担保基準を緩和したことで、ユーロは対ドルで小幅上昇、米ドル/円が底堅く推移していることで、連れる形でユーロ/円、豪ドル/円は、101.202、81.051とそれぞれ上昇し、ほぼ高値でクローズを迎えました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
ドル/円はFOMCの追加緩和の可能性の低さと、これまでの過度の悲観論の後退を受けた米長期債利回りの持ち直しに下支えされていますが、足許の米経済指標の弱さにより一段と上値の重い展開となりそうです。

想定レンジ 78.80-79.80

【ユーロ/円】
ユーロ/円は欧州関連のポジティブ・ネガティブ両材料を受け上下に振らされる展開となっていたこともあって、動きにくさがうかがえます。今週は28~29日の予定で開催されるEU首脳会談を控えて、方向感のない展開が続きそうです。またユーロ/円は3月の高値から6月1日の安値への下落戻し38.2%戻しが101.60付近のため101.60が当面のレジスタンスラインとなりそうです。

想定レンジ 100.00-101.60

【豪ドル/円】
豪ドル/円は81円台が上値が重く節目の80円ちょうどに注目が集まります。ただし本日は重要経済指標がなく値動きの乏しい展開となりそうです。そのため豪ドル/円は80円ちょうどから80円後半で推移しそうです。

想定レンジ 80.00-81.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス: 80.50 80.80
サポート:80.00 79.30

【ユーロ/円】
レジスタンス:101.40 101.60
サポート:100.00 100.30

【豪ドル/円】
レジスタンス:81.00 81.60
サポート80.00 80.30

※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
15:00 (独)GFK消費者信頼感調査 5.6 5.7
21:30 (米)シカゴ連銀全米活動指数 -0.40 0.11
★★ 23:00 (米)新築住宅販売件数 34.6万件 34.3万件
23:30 (米)ダラス連銀製造業活動 -1.0 -5.1
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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