1984(昭和59)年12月19日
英国と中国が香港返還で合意
1984(昭和59)年12月19日、英国と中国が香港の返還で合意。1997年7月1日に香港の主権は中国に移りました。
英国は2度にわたるアヘン戦争で中国(清王朝)を打ち破り、1842年の南京条約と1860年の北京条約で香港島と九龍半島南端を割譲。1898年には、向こう99年間にわたる租借が正式に決まりました。租借とは領土を借りて施政権を行使することですが、事実上の植民地支配です。英国は香港に軍隊を駐留させ、統治機関として香港政庁を置きました。
1980年代に入ると、99年間の租借期間満了後について、英中両国間で議論が本格化しました。英国のサッチャー首相は租借期限が過ぎても施政権の継続を認めるよう要求。中国の鄧小平国家主席はこれに猛反発しました。
話し合いの末、2047年までの50年間、中国は香港を社会主義化しない「1国2制度」を守ることを条件に香港返還で合意し、「中英連合声明」が発表されました。香港は現在、中国の特別行政区です。
1984年12月19日の日経平均株価終値は
11,558円43銭
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