昨日(2012年06月11日)の動向
6月8日の外為市場は、株安を背景にユーロ、豪ドルが下落しました。米ドル/円は米国長期債が利回り低下で79円前半まで下落しましたが、その後は利回りが持ち直し、79円半ばまで回復しました。
東京時間は、米ドル円が80円の上値の重さが確認されつつありますが、大きく下げる展開でもなく79円台で終始小動きになりました。
欧米時間に入ると、スペインの格下げに加え、イタリア、ドイツの経済指標が軒並み市場予想を下回ったことで、ユーロ売りとなりました。
しかし、ユーロ圏財務相が9日にもスペイン政府が銀行支援を要請する可能性があるとのコメントで、ユーロは持ち直す展開となりました
2012年06月11日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 79.619 | 79.751 | 79.108 | 79.399 |
ユーロ/円 | 99.982 | 100.251 | 98.512 | 99.371 |
豪ドル/円 | 78.777 | 79.082 | 77.672 | 78.719 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2012年06月13日)の展望
【米ドル/円】
本日は重要経済指標の発表は予定されていないため、株価、債券をにらんだ相場展開となりそうです。
しかし、ユーロ/円が買われていることから米ドル/円も若干円売り傾向にあり、ユーロ円につられて80円台を目指す可能性があります。ただし上値は重く値動きの乏しい展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 79.80 | 80.15 | 78.80 | 79.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
週末9日にユーロ圏財務相らがスペインの銀行への資本増強のため最大1,000億ユーロの支援を行うことで合意したため、スペインの金融不安が後退したことにより、先週金曜日の終値から1円近く上昇し、ユーロ/円は一時100.899まで上昇しました。
大きくユーロが買われたことから反落が予想されますが、今年の3月21日から6月1日の期間でフィボナッチを引いてみると38.2%戻しが101.60付近のことから、ちょうどそのレベルがレジスタンスとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 101.00 | 101.30 | 99.50 | 100.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
スペインの金融不安が後退したため豪ドル/円も円安方向につられた値動きとなりそうです。
直近のレジスタンスは80円ちょうどとなり、上値の重い展開が予想されます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 79.80 | 80.00 | 78.00 | 79.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2012年06月13日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2012年06月13日)の主な指標
重要な経済指標の発表はありません。
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