THE S&P 500 MARKET: 2023年11月
11月は七面鳥料理が2度提供されました。1つは感謝祭の食卓に並べられ、もう1つは11月中にショートポジションを解消した投資家が例外なく手に入れました(6月と7月の相場を思い起こさせます)。そして再び、保有していたポジションにもよりますが、過去3カ月間の下落相場(累積で8.61%下落)において空売りで手にした利益は11月の上昇相場で被った損失で相殺されてしまいました(11月は8.92%上昇したので、正味リターンはマイナス0.46%)。年初来の騰落率は18.97%の上昇となりましたが、彼らはおそらくマグニフィセントセブン銘柄を除いた493銘柄の中から投資銘柄を厳選してポートフォリオを組んでいたのでしょう。株式市場では、(少なくとも次のリセッションまでの)利上げ終了を確信させるに十分な経済指標の発表が続いたことが材料視されました。議会はつなぎ予算の成立を決断し、次回の土壇場での与野党合意(と政府機関閉鎖の可能性)を2024年1月19日まで先延ばししました(一部予算については期限を2月2日に延長)。期限が二段階となったのは法案に盛り込む内容を詰めることが出来なかったからでしょう(ただし、特に他の誰かが資金を提供してくれる場合は、内容について考えることは好きなため、彼らは内容を詰めるでしょう)。多少の綻び(消費者の支出額は増加しているが、購買数量は減少)や懸念材料(債務コスト、クレジットカード残高や自動車ローン、住宅ローンの借り換え)はあるものの、引き続き米国経済は緩やかなペースで拡大し続けています。
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