昨日の動向
5月29日 米ドル/円:[始値] 79.474 [高値] 79.638 [安値] 79.371 [終値] 79.512 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 99.670 [高値] 99.923 [安値] 98.932 [終値] 99.365 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 78.293 [高値] 78.645 [安値] 77.776 [終値] 78.293 ※数値はBID値です。
5月29日の外為市場は、格付け会社イーガンジョーンズがスペイン国債格付けをBB-からBに格下げしたことや、スペイン中銀総裁の1カ月早い退任を嫌気し、ユーロが売られる展開となりました。
東京時間は、アジア株が順調に推移し、リスクオフの展開となりユーロ/円は100円手前まで上昇しました。
欧米時間に入ると、スペイン国債は昨日同様危険水準といわれる7%手前の6.5%近辺で推移、その後ドイツの消費者物価指数が市場予想を下回る結果と、格付け会社イーガンジョーンズがスペイン国債をBB-からBへ格下げ、スペイン中銀総裁が1カ月早めの退任など、ユーロネガティブが重なり、対ドルで1.24603、ユーロ/円でも99円を割り込み98.932まで下落しました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
本日はドル/円は米中古住宅販売成約指数およびダラス連銀総裁、ダドリーNY連銀総裁発言が予定されており、ダドリー総裁が先週24 日に続いて再び追加緩和(QE3)の必要性について消極的な発言があればドル/円の下支え要因となりそうです。
想定レンジ 79.50-80.00
【ユーロ/円】
欧州経済全体を不安視する動きについては後退しそうにないこともあり依然としてユーロ/円は上値の重い展開となりそうです。また昨日99円を割れ込んだこともあり、レジスタンスは100円ちょうどがレジスタンスになり、今後は年初来安値の96.987を目指す展開になりそうです。
想定レンジ 99.00-100.50
【豪ドル/円】
豪ドルは、テクニカル的には、日足で見る対ドルで下降トレンドから上抜けたことで、米ドル円の動きが鈍いこともあり、やや下値を固めつつある展開か。しかし、ヘッドラインのニュースでユーロ中国絡みの悪材料には反応しやすいので注意は必要です。
想定レンジ 77.50-78.50
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス: 79.85 80.20
サポート:79.00 79.30
【ユーロ/円】
レジスタンス:100.00 100.40
サポート:98.50 98.80
【豪ドル/円】
レジスタンス:78.80 79.00
サポート:77.50 77.80
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 15:00 | (南ア)マネーサプライM3 | 7.40 | 6.65 |
★ | 16:00 | (ス)KOF先行指数 | 0.41 | 0.40 |
★ | 17:00 | (欧)マネーサプライM3 | 3.4% | 3.2% |
★ | 17:30 | (英)消費者信用残高 | 2億 | 4億 |
★ | 17:30 | (英)マネーサプライM4 | - | -0.8% |
★ | 18:00 | (欧)消費者信頼感【確報値】 | -19.3 | -19.3 |
★ | 20:00 | (米)MBA住宅ローン申請指数 | - | 3.8% |
★ | 21:30 | (加)鉱工業製品価格 | 0.1% | 0.2% |
★ | 21:30 | (加)原料価格指数 | -2.0% | -1.6% |
★★ | 23:00 | (米)中古住宅販売保留 | 0.0% | 4.1% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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