昨日の動向

5月24日 米ドル/円:[始値] 79.458 [高値] 79.628 [安値] 79.339 [終値] 79.582 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 99.982 [高値] 100.252 [安値] 99.352 [終値] 99.739 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 77.527 [高値] 77.952 [安値] 77.089 [終値] 77.670 ※数値はBID値です。

5月24日の為替市場は、ユーロ圏の経済指標が軒並み弱い内容となったことを受け、マーケットではECBが利下げをするのではとの憶測がたち、ユーロは、1.2550を割り込みました。また、ギリシャの世論調査で国民の30%が、緊縮財政策を条件とする救済策の撤回を呼びかけている急進左派を支持していることが明らかになり、ユーロ圏離脱がさらに現実味を帯びてきており、ユーロの上値をさらに重くする要因となりました。

東京時間は、米ドル円は79円ミドルで上下おさえられ終始小動きの展開となりました。ユーロ/円も100円台に回復する場面も見られましたが、売り圧力が強く99円後半で推移しました。

欧米時間に入ると、ドイツのPMIやIFOがどちらも市場予想を下回り、この結果を踏まえてECBが利下げするのではのと憶測がたちユーロ/円は99.352まで下落しました。ギリシャの世論調査で緊縮策反対派の急進左派が30%支持されているとの報道でもユーロの下落要因となりました。
その後はイタリアの首相による、ユーロ共同債の発行は先日のEU首脳会談で過半数以上の支持を得ているとの発言で、やや、ユーロは持ち直し、99.739でクローズしました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日は、重要指標がミシガン大消費者信頼感指数のみで値動きの乏しい展開となりそうです。
また来週は雇用統計およびISM 製造業景気指数が注目材料となりそうです。

想定レンジ 79.00-80.00

【ユーロ/円】
ユーロ圏ではギリシャ再選挙を控えた世論調査および財政協定に関するアイルランド国民投票が注目されます。
またユーロは対ドルで1.25を維持しているため、ユーロ/円はユーロ/ドルにつられ反発の可能性が予想されます。
直近のレジスタンスは100.80付近となりそうです。

想定レンジ 99.00-100.80

【豪ドル/円】
昨日77円台を維持したことから反発の可能性が予想されます。しかし上値は重く78.50付近がレジスタンスとなりそうです。また株価や商品市場を意識した展開となりそうです。

想定レンジ 77.00-78.50

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス: 79.80 80.20
サポート:79.30 79.00

【ユーロ/円】
レジスタンス:100.20 100.50
サポート:990.00 99.30

【豪ドル/円】
レジスタンス:78.00 78.60
サポート:77.00 77.00

下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
15:00 (独)GFK消費者信頼感調査 5.6 5.6
★★★ 22:55 (米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】 77.8 77.8

 

  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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