今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは148.70円
↓下値メドは146.85円
株式市場:過去25回の深刻な地政学リスクにおいてS&Pは平均4%下落するがその後平均33日間で元の水準に回復する。911の時に12%下落したが1カ月後には回復
経済指標:速報値はあてにならない。GDPの速報値と改定値ではいつも1%以上の差異がある
人民元:中国政府、金融政策への干渉強める
貸し渋り:欧州の銀行が融資基準を大幅に引き上げ
スウェーデン:リクスバンクが政府に資本注入を要請。中銀の独立性失われるおそれも
ブラックフライデー:消費者が、必要のないものに必要のないお金を使った日
市況
先週の急激なポジション調整にもかかわらず、マーケットは依然としてドルロングを大量に保有している。ドルショートの買い戻しで上昇しても、そこが戻り売りのチャンスとなって、さらにドル安が進んだ。
2023年237営業日目のドル/円は、前日比1.21円の「円高」。24時間のレンジは1.51円。
11月28日(火曜)は148.58円でオープンしたあと、東京時間昼前に148.00円を一時割るもすぐに反転すると、夕方にはこの日の高値となる148.84円まで上昇した。
そのまま149円台を目指すかと思えたが、あえなく下落。再び148.00円を割ると、未明には147.33円まで下落してこの日の安値をつけた。終値は147.46円。
FRB(米連邦準備制度理事会)のタカ派として知られるウォラーFRB理事がこの日、「現在の金融政策は適切な状態にある」と発言し、さらに来年の「利下げ」まで言及したことがドル売りを誘った。
レジスタンス:
148.84円(11/28)
149.67円(11/27)
149.71円(11/24)
149.75円(11/22)
サポート:
147.33円(11/28)
147.15円(11/21)
147.01円(09/14)
146.44円(09/12)
145.89円(09/11)
2023年 ドル/円 データ
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
トレーディングは単純であるが、決してたやすくはないということを彼らは認識していない。- タートル流投資の魔術
Who Can It Be Now?
円安は、日銀とその他世界の主要中央銀行との政策の方向性の違いによる構造的なものである。日銀は現行の緩和政策を当面続ける考えで、政策変更には消極的である。インフレ鎮静化のために追加利上げも辞さない世界の中央銀行の姿勢とは対照的だ。もっとも、日本のインフレは日銀の目標値の3%に達しただけで、欧米のように「オーバーシュート」しているわけではない。政策変更をする用意はあるが、その環境がいつまでたっても整わないというのが実情だろう。
日銀の政策が変わらないままでの為替介入には、相場の方向を変える力はない。先週21日にはドル/円が147.15円まで大きく円高に動く場面があったが、これは感謝祭(サンクスギビングデー)前のドルロング・ポジションの整理によるもので、介入が怖かったからではない。
ドル/円のトレンドが変わったわけではないが、マーケットは依然としてドルロングを大量に保有しているため、買い戻しで上昇しても、そこがドルの戻り売りのチャンスとなって、逆にドル安が進む状況になっている。
今週の注目経済指標
今日の重要ブレークアウトレベル
過去10日間、過去20日間、過去60日間、過去90日間のそれぞれの高値と安値です。
複数の期間で同じ高値(安値)になっているところは、強いレジスタンス(サポート)の水準です。
コーンチャート分析
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